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マルガスキーカンパニー

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脳内社員たちによって綴られた、2019年冬から春までの記録です。
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#気持ち

日報    3月30日    戦う前におしゃべりしよう

記入者:タラバミント 今この瞬間に、どれくらいの人が喧嘩をしているだろう。 僕は数えられないほど喧嘩をしてきた。 相手の言い分を押し付けられてイカッたこともあるし、 反対に理不尽なことを相手にしてしまったこともある。 喧嘩の最中に、「仲直りしたい」と思うことのほうが多かった。 こんなこと、したくてしてるんじゃない。 こんな酷いこと、言いたくて言ってるんじゃない。 そう思ってももう遅くて、 からだは言うことをきかなくなってしまっている。 たとえ身体を傷つけ合わずと

日報 3月19日 もう二度と会えないかもしれない

記入者:明明 朝目が覚めると、 部屋の低い天井が見えます。 その部屋には海みたいに青いペンキが塗ってあるので、 「海の部屋」と呼んでいます。 近頃、目が覚めると“昨日の朝”のことを思い出します。 (昨日も同じように目が覚めて、目の前に青い天井があったなぁ……) そのあと、“おとといの朝”に思いを馳せます。 (おとといも同じように、目が覚めて天井を眺めたなぁ……) そんな朝を3回迎え、6回迎え、10回迎え、 気がつくと、あっという間に1ヶ月くらい経っているのね。

日報    3月16日    人間臭さと優しい気持ち

記入者:明明 憧れの人に「会いたいです」という連絡をしたら、 なんと翌日(今日)会えることになりました。 とっても可愛らしくてステキなお姉さまです。 「ミンミンもこんな風に歳を重ねたい」と思う人。 会う時間帯に奇跡的に雪が止み、ポカポカ温かい陽気の中、 ゆっくりお散歩をしました。 大きくなってから出会った人と、 こうして隣同士で歩けることが奇跡のようで。 ただお散歩しているだけで、優しい気持ちになれるのです。 あそこはこうでね、あそこはああなんだよ。 それ可愛いね。