日報 3月30日 戦う前におしゃべりしよう
記入者:タラバミント
今この瞬間に、どれくらいの人が喧嘩をしているだろう。
僕は数えられないほど喧嘩をしてきた。
相手の言い分を押し付けられてイカッたこともあるし、
反対に理不尽なことを相手にしてしまったこともある。
喧嘩の最中に、「仲直りしたい」と思うことのほうが多かった。
こんなこと、したくてしてるんじゃない。
こんな酷いこと、言いたくて言ってるんじゃない。
そう思ってももう遅くて、
からだは言うことをきかなくなってしまっている。
たとえ身体を傷つけ合わずとも、
心と心がぶつかる戦争はそこかしこで起きている。
勝った人が正義で、負けた人が悪になったり。
先に手を出したほうが悪くて、仕返しする側は許されたりする。
対話がどこにもない。
これじゃあいつまでたっても、
どちらかが敗れるまで戦い続けなくちゃならない。
僕は大きなものは動かせないけど、
身近な人対人なら、お互いを分かり合えると思っている。
家族や友だちも、家や学校の外では別の役割があって、
いろいろな人と関わっている。
だから、家族や友だちとお互いを分かり合えていれば、
その波紋が国境を超えてたくさんの人と繋がると思う。
身近な人との争いごとが「おしゃべり」に変われば、
大きな争いごとも武力行使なく解決できる日がくるかもしれない。
喧嘩は勝ち負けじゃない。
お互いの気持ちを知るための機会だ。
気持ちを知ってもらいたかったら、
戦うんじゃなくて、おしゃべりしよう。