愛しいからこそ悩むんだ。子育てのお悩みあるある。
マーガレットこどもクリニックの看護師の西山です。(トップ写真 右西山 左吉野ラモナ医師)
月曜日と木曜日に診察を担当している、ラモナ先生と一緒に第8回の「ぎゅっとタイム」を開催しました。「ぎゅっとタイム」は、コロナ禍で繋がりを持ちにくくなった親子の交流の場をつくろうと始めました。同じくらいのお子さんを持つ保護者の方が、医師、看護師とともに日頃の悩みや喜びを分かち合う時間となっています。
今回は、5〜10ヶ月のお子さんとお母さん達が参加してくださいました。コロナの流行が落ち着かないため、オンライン「ZOOM」というツールを使い、画面越しで交流しました。
自己紹介の後は、短いワークをしました。
「今、誰かにかけて欲しい言葉」を書き出し、自分以外の人から読んでもらうというものです。言葉を考えることで、今の自分の心理状態に向き合うことができます。
パートナーや子ども、両親、友人などからかけられたい言葉が出てきました。お互いにその相手になりきり、言葉を伝え合いました。伝える時も伝えてもらった時も、ちょっと恥ずかしくて笑ってしまいましたが、本当に言ってもらっているような不思議な体験で、嬉しい気持ちになりました。
このワークで、気持ちがほぐれ、楽しい時間になりそう!という、わくわくする雰囲気になりました。
ワークの後は、お悩み相談コーナー。
・ミルクをあまり飲んでくれない
・衣服について
・パートナーの協力を得るのが難しい
・お母さんが、夜すぐに寝つけない
などが話題となりました。
すでにみなさん、それぞれにちょっとした工夫を始められていたので、色んな考え方やり方をシェアすることができました。
パートナーの育児参加、協力具合については、ぎゅっとタイムでもわりと毎回よく出る話題です。一番身近な、頼りたい存在。ぜひとも協力は得たいものですよね。
それぞれのご家庭では、どのようにしているか情報交換しました。
・まずは、モヤモヤした気持ちを抱え込まずに伝えて、話し合ってみよう。
・たくさん感謝を伝えてみよう。
・関わり方がわからなそうな時は、始めはお母さんの遊び方や接し方を見てもらったり、真似をしてもらう。
・直接、子どもへの関わりでなくても、お母さんへのケア、家事を手伝ってくれるのも嬉しい。
という案がでました。
それぞれのご家庭で環境や状況も違いますし、育児についても、これが正解!という答えがないからこそ難しいですが、
「みんな同じようなことで悩んでいる」
「人に話を聞いてもらうだけで楽になる」
という声も聞かれ、交流そのもので解消される部分もあったようです。
我が家は、娘が3歳になり、パートナーとの協力体制が、最近ようやく少し落ち着いてきたなと感じているところです。(娘のイヤイヤピークが過ぎて、娘自身の成長に助けられている部分もあると思います。)
でも、育児のスタートを思い返すと、理想とはかけ離れ、うまくいかないことが多かったです。
小児科や保育園での勤務経験から、子どもについての知識はあるし、お世話は得意だし、初めての育児だけれど、「余裕だわ、赤ちゃんとの時間が楽しみ」と楽観的でした。
しかし、全く思い描いていたようには過ごせず、寝不足も重なり、イライラが募り、パートナーにたくさん八つ当たりしていました。
いちいち言わなくても察してくれるものだと期待していて、「どうしてこの大変な状況を察してくれないの!!」と泣き喚いたこともありました。
「言葉に出してくれないとわからない」と言われ、その時やっと、そういうものなのかと気がつきました。それからは、少しずつ、何で困っているのか、何を手伝って欲しいのかを具体的に伝えるようにし、なるべくタイミングを逃さずに、感謝を伝えるように心がけています。
まだまだ、なにかと試行錯誤中ですが…。
今回、主催側ではありましたが、みなさんのお話を聞いて、0歳の頃の娘を思い出したり、パートナーや子どもへの接し方を見つめ直す、良い機会となりました。
ご参加くださったみなさん、勇気を持ってたくさんお話してくださり、ありがとうございました。
開催後にいただいた感想です。
「他の参加者の方の意見を聞きながら、自分自身を見直す良い機会となった。」
「他のママと交流が持ててとても良かった。」
会のあと、参加者だけのフリートークの時間を設けましたが、そこで連絡先の交換をされたそうです☆
次回は、開催日が決まりましたら、当院WEBサイトにてお知らせいたします。
お楽しみに!
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