川内家雲南省の旅 9日目 レトロタウン麗江で黒トリュフに浸る
雲南省9日目
昆明から高速鉄道で4時間の町、麗江へ。
標高が2400メートルあり、一気に寒くなった。古い建物を遺した石畳の町並み。お店と宿がほとんどだから生活感が薄く、レトロテーマパークに来たような感じもあるけど、町を散策して薄暗い路地に目をやると、タイムスリップ感がある。
京都の町屋に似た古い家屋をリノベーションした宿のオーナー夫婦は恐らく同世代で、とにかくフレンドリーかつ面倒見がいい。明日、某所に行きたいと伝えたら、wechatで素早く手続きしてくれた。
明日行く場所はとても人気らしく、オーナー夫婦とのやり取りで、「登録→抽選→20時に結果発表」だと理解し、散策&夜メシへ。オーナー夫婦が教えてくれた食堂に行くと、そこだけ明らかに混んでいる。どうやら人気店のようで、期待が高まる。
大晦日だしな!ということで、黒トリュフのおかゆ的なもの(1500円)と、ちょい辛い豚野菜炒め(850円)餃子(800円)と白飯(132円)。
このおかゆが初めて食べる味なんだけど、ダシが効いてて、さらに黒トリュフの香りも豊かで、めちゃくちゃうまい!しかも3人前ぐらいの量があるなんて、贅沢すぎるぜ…
豚野菜炒めも、辛すぎず旨味が沁み出して、ほんとにうまい!ワイフと「なんだかグルメ旅行みたいになってきたね」と話す。マイベイベーは餃子と白飯で満足したようだ。「2024年もお世話になりました」と梅酒(100円)で乾杯。
たらふく食べてふとスマホを見たら、宿の人から「いつ戻るのか?」とメッセージ。明日のことでなにかわかったのかと思い、すぐに戻る。
20時過ぎに宿に戻ったら、夫婦がヤキモキしながら待っていた。「20時に申し込みが始まる。いつも数分で完売する。あなたたちは遅れてしまった」と伝えられた。
雲南省でのコミュニケーションはグーグル翻訳頼みだから、たまにすれ違う。どうやら、僕の理解は間違っていたらしく、「登録→20時に一斉エントリー→結果発表」だった。一昔前にライブのチケットを取る時、発売開始時間にみんなで電話をかける感じだ。
僕らは、「あちゃー」という感じだったけど、夫婦は勝手がわからない僕らに変わって僕らのスマホを操作し、チケット争奪戦に参戦(1台のスマホからひとり分しか申し込めない。子どもは予約不要)。
すでに20時10分頃だったので期待してなかったのだけど、最初に奥さんが、次に旦那さんがチケット獲得に成功!ダメもとだったふたりにとってもまさかの展開らしく、「スーパーラッキー!」と喜び合った。
夫婦が「見てみて」と示したスマホには、明日のすべての時間帯のチケットが完売と出ていた。なんで遅れて参戦した僕らのチケットが取れたのか不思議だけど、大晦日に幸運が降ってくるなんて、まさに終わりよければすべてよし!の気分だ。
夫婦から酸素ボンベを購入するように言われ、宿の隣のコンビニで3本購入。目的地には「ケンタッキーかお菓子しかない」というので(まじか?笑)、ランチのパンも買った。明日は9時には出なきゃいけないというので、夜はどこにも出かけず、早く寝る。