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どういう取材をしてるんですか?

「どういう取材をしてるんですか?」

僕の記事を読んだ同業者に、しばしば聞かれる質問だ。

ほかの記事にはないようなエピソードが書かれているからか、「この記事のために何度か取材したんですか?」と言われることもあるし、取材後の関係性が不思議に感じるようで、以前からの知り合いと勘違いされることもある。

僕は普段、初めましての相手と一度の取材で原稿を書いている。そう答えると、驚かれる。

ライターはどの現場でも基本的にひとりだから(編集者やカメラマンが同行することはもちろんある)、ほかのライターの取材風景を見ることがない。インタビューの腕を磨こうにも、手探りで試行錯誤するしかない。でも、熱心なライターであればあるほど、もっといいインタビューがしたいともがいていると思う。

そこで、稀人ハンタースクールのスクール生特典として、僕の取材に同行できるようにした。講義で伝えたことを現場で見てもらったほうが、リアリティのある学びになると思っての特典だ。取材先の許可を得たうえで、一緒に現場に臨む。2期生も、秋田から兵庫までいろんなところに一緒に行った。

中西怪奇菓子工房(大阪)の取材に同行したふたり
森林ノ牧場(那須)の取材は大学教授と
畑のコウボパン タロー屋(埼玉)の取材同行

ちなみに、稀人ハンタースクールの受講生は卒業せず、進級するシステムらしいので笑、いま1期生は2年生、2期生は1年生という扱い。取材同行は1期生もウェルカムで、1期生、2期生と一緒に行くことも!

秋田取材は教授と1期生が同行

同行したら感想をシェア

僕の取材は長くなることもあって、同行取材で最長記録は10時スタートで17時に終わった7時間インタビュー。僕はたまにこういう長期戦があるから慣れてるけど、その時に同行したスクール生は度肝を抜かれたみたい笑 

子どもたちとベーゴマしたり、ラーメンの行列に並んだり、じゅんさい摘み取り体験したり、僕の取材はいろんなパターンがあるから、スクール生も楽しんでくれているようだ。

インタビューが7時間に及んだ梶岡牧場(山口)の取材

同行したスクール生は、それぞれなにかしら学びを得る(と思う)。それをスクールのコミュニティのなかでシェアしてもらう。体感したことを言語化することで、情報が整理されるという狙いもある。

同行したメンバーは、僕が現場でどういう取材をしているのかを知る。取材後にはご飯を食べたりカフェをしたりしながら、振り返りの時間を待つ。その時にたくさんの質問を浴び、僕は100本ノック状態ですべてに答える。

さらに、同行後に僕の原稿を読むと、あのエピソードをこう使うのか、とか、こういう構成にするのか、という新たな気づきを得る。毎月恒例の雑談会にて、原稿から浮かんだ疑問にも答える。

現場で感じる。
取材後に振り返る。
言語化して整理する。
原稿を読んで気づきを得る。

4段階の学びがある取材同行は、稀人ハンタースクールの名物。インタビューのスキルを鍛えたい人は、ぜひ体感してもらいたい!

稀人ハンタースクール3期生説明会

日時
①3月3日(月)10時~11時30分
②3月5日(水)21時~22時30分

参加希望の方はこのグーグルフォームにご記入&送信をお願いします。

※上記日程が難しい方もご相談ください。
説明会終了後、アーカイブ視聴可能です。

たくさんの方に出会えることを楽しみにしています!

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【無名の人のインタビュー記事は読まれない? 稀人ハンタースクール3期生募集します。

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