シリーズ『食事摂取基準』#7(登場する指標)
推奨量
食事摂取基準において「推奨量」と聞いたときは、
・栄養素の「指標」である
・「摂取不足の回避」が目的である
・3つあるうちの1つである
と思い浮かべるのがスタートです。
推奨量(recommended dietary allowance:RDA)
カンタンに言うと、「ほとんどの者が充足している量」
(推定平均必要量を補助する目的で設定される)
しっかりした定義では、「ある対象集団において測定された必要量の分布に基づき、母集団に属するほとんどの者(97〜98%)が充足している量」
大きな特徴「推奨量は、推定平均必要量が与えられる栄養素に対して設定される。また、推定平均必要量を用いて算出される。」
推奨量は、推定平均必要量の兄弟のような指標です。 しっかりした研究が揃っている栄養素には、推定平均必要量が設定され、推定平均必要量が設定されれば、推奨量が計算されます。
また、半分の人(50%の確率)が足りている量である「推定平均必要量」に対して、推奨量は「ほとんどの人(97〜98%の確率)」が足りている量なので、推定平均必要量よりも多い量が設定されています。
食事摂取基準では、いきなりみんなが不足しない量を決めるのではなく、50%の確率で足りる量(推定平均必要量)を決めてから、97〜98%の確率(推奨量)を計算している、という認識がポイントです(^^
関連する問題
ちなみに最近は、問題文は「RDA」のみで出題されています(^^
今日も勉強おつかれさまです。
marcy
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