シリーズ『食事摂取基準』#2(内容の分類)
本文の構造
食事摂取基準の本文は、大きく「総論」と「各論」に分かれています。
各論は、たんぱく質やビタミンCといった具体的な栄養素についての話で、一般的にイメージされる部分です。
一方総論は、食事摂取基準がどんな存在で、どう使えばいいのか、どう理解すればいいのかといった、土台になることが書かれています。
試験においては両方から出題されており、もちろん内容もつながっています。
今回のシリーズは、より全体を把握するために、総論から見ていきます。
2020年版の目的
前回見た食事摂取基準の定義では、
「健康な個人及び集団を対象として、国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために参照するエネルギー及び栄養素の摂取量の基準を示すもの」と書いてありました。
基本骨格はこの通りですが、2020年版では、「目的」の範囲が広がっています。
目的
・国民の健康の保持・増進
・生活習慣病の発症予防及び重症化予防
・高齢者の低栄養予防・フレイル予防
つまり、健康と疾患の間にあるグレーゾーンも、けっこう対象にしているんだなというイメージ。逆に、「ある疾患の食事療法としては使えない」ということでもあります。(疾患の場合は、その疾患のガイドラインに従う)
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今日も勉強おつかれさまです。
marcy
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