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家庭科の思い出~コンビーフのピカタと共に~

小学生の頃の家庭科の授業。

普段と違うことできるし、家事手伝いが得意だったから大好きだったな。
お裁縫も好きだし得意だったけれど、特に調理実習が好きでね。

■コンビーフのピカタとは・・

調理実習で作ったことある方、教科書に載っていた方、いないかな。

「コンビーフのピカタ」(同世代の方なら分かるはず!)

コンビーフを1センチほどにスライスし、小麦粉をハタいたら、溶き卵をまとわせてフライパンで焼いていくお料理。

今更なんだけど当時「コーンビーフ」っていう素材も「ピカタ」という調理法も、ちっとも一般的ではないし、その時以来、作ったこともなければレストランで見かけたこともないわよ「コーンビーフのピカタ」

いったいあれは何だったのかしら。

コンビーフの見た目と匂いが「ペディグリーチャム」を連想させて、当時犬を飼っていたアタシにはちょっと無理だったわ。

■薄いお味噌汁

ご飯を炊いて、お味噌汁を作るっていうのもやったわね。
その時、お味噌汁用の食材が支給されたのだけど、どう見てもお味噌の量が少ない。

小指の先ほどのお味噌がグループの人数分ちょこん、ちょこんとラップの上にのっている。

これをこの量のお出汁で割ると、かなり薄くなるよね・・。

クラスで一番の秀才女子に聞いた。
「このままお出汁を沸騰させ続けたら、お味噌は蒸発しない?」
「しないよ」

そっか、ってことで、アタシのグループではお出汁を蒸発させて普通の濃度のお味噌汁にありつけたのでした。量は極端に少なくなってしまったけれど。

そういえば、しっかり食材費を数百円徴収されていたのだけど、この食材の量に対しては高くない?取りすぎじゃない?って生徒の間で噂になってたな。

Y元先生、くすねてたのかしら。

■生・ホットケーキ

魅惑のホットケーキ。
おうちでも時々作っていたから、したり顔で張り切っちゃったわよ。

上手にできて、さて食べようかとナイフを入れて、ひと口ぱくり頬張る。

「ん・・?」

隣のクラスの子たちが「いいにおいする~ひと口ちょうだい!」とかって集まってきたのだけど「やだ、あげない!」

その時ばかりはお断りしたの。

アタシね、ケチで言ったわけでも、いじわるしたわけでもないのよ。
理由があって・・。

実はね、そのホットケーキ、生焼けだったのよ。

■ゆで卵の我慢くらべ

生卵は何分間茹でると「ゆで卵」になるのか。
なかなか面白いやり方だな~と子供ながらに感心した(偉そう)

それぞれ自分の卵に自分が「ゆで卵になると思う時間」と名前を書いて、お鍋のお水の中にドボンした。

アタシってば沸騰してからの話だと思ったのと、せっかちな性格から「6分」とかそんな時間を書いたのよね。

6分経ったけど、明らか沸騰さえしていないお鍋。

アタシは一人、ほんのり温かい生の卵をいただいたのでした。
沸騰してから「6分」であれば、ままいい感じの半熟卵ができていたと思うけど!(強がり)

みなさまには、家庭科の授業の思い出ありますか?

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