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古典芸能鑑賞日記

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歌舞伎、文楽、能楽、などなど無差別な鑑賞日記。
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#国立劇場

12時間の長丁場!悪の蘇我入鹿を倒せ!通し狂言「妹背山婦女庭訓」を国立劇場で鑑賞(文楽・感想)

12時間の長丁場!悪の蘇我入鹿を倒せ!通し狂言「妹背山婦女庭訓」を国立劇場で鑑賞(文楽・感想)

国立劇場の開催中、通し狂言・妹背山婦女庭訓を観てきた。
第一部の前にレクチャーを聞いて第二部もそのまま観たから、朝の9時から夜の21時までずっと劇場にいたことに(笑)
流石に腰と尻が痛くて辛かったよ(笑)

第一部は大内の段から三段目の太宰館の段まで妹背山婦女庭訓は近松半二作の大化の改新(乙巳の変)が元になっている作品で、最終ボスは蘇我入鹿。

一段目の大内の段はなんと98年ぶりに演じられたそうな

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大岡越前と天一坊一派の裁判攻防!歌舞伎の逆転裁判「名高大岡越前裁」(歌舞伎・感想)

大岡越前と天一坊一派の裁判攻防!歌舞伎の逆転裁判「名高大岡越前裁」(歌舞伎・感想)

国立劇場で開催中の歌舞伎、名高大岡越前裁を観てきた。
時代劇で有名な大岡越前対将軍吉宗の御落胤騒ぎで有名になった天一坊の戦いを歌舞伎化したもの。
もともと講談だったものを明治期に河竹黙阿弥が書き下ろしたものを現代風にアレンジしたもの。

歌舞伎版法廷闘争!ギリギリまで追い詰められた大岡は逆転できるか?

小坊主の法沢(右團次)が、世話をしている酒好きの老婆は実は将軍の御落胤を産んだ女の母親だった。

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