中年男性の雄叫び
個展開催中
プライベートでとある新聞記者の方が来た
見るからに風貌は、都会の満員電車でよく見かけそうなおっさん。
特に上野のアメ横辺りに居そうな、中年太りのおっさん。
元々、私は個展を新聞に取上げて貰いたいと思い申請を出していたが、思いは届かず、却下という状況だった。
「まあ、そう簡単には上手くいかないよね、」🙄と思っていた。
個展会場で、中年の男性は作品をずっと死んだ目でじっくりと見てた。
会場には人が少なかったので、作品を紹介してあげようと思い、恐る恐る親切に話しかけた。
僕が説明してあげてるにも、うんともすんとも言わない。😀
「なんだコイツは、」と思い
私も負けじと、ひたすら説明を続けた。
すると、ふと、会場の音楽が変わり
電気グルーブの音楽が流れた
その瞬間、その中年の男性は目つきがかわり私に向かって
「電気グルーブお好きなんですか‼️❓」
と言ってきた
私は「はい!好きですけどなにか?」と
中年男性「私電気グルーブが大好きで、
特にラジオは全部聴いてます‼️」
と、今までの死んだ目つきとは変わり
突然少年のような目つきに変わった。
少しばかりか目もうるうるとしてる
めちゃくちゃ良いっすよね‼️
あの曲最高っすよね!!と喋りまくった🤣
しばらくすると、突然男性が
「すいません!」
「あなたのような素晴らしい方を私たち高知新聞が取材しなかったのは本当に無礼でした。
本当に申し訳ない事をしてしまってすいません‼️」
「すぐに明日の新聞に掲載いたします‼️」😾
といい、先程まで目が死んでた中年の男が
みるみると若返り、まるで
見た目は大人、目つきは子供
私は何かの夢を見てるようだった。
そして、私も負けじと
「よっしゃ‼️」
「いいかぁ!今から言う事全部メモれ!」
少年「はぁいいぃ!!!!」🫡
それからと、雄叫びを上げるかのように
うわぁぁぁっとペンを白紙に書き進めた
あまりにも勢いに、シャーペンの芯は
「ポキポキ」と音を立てて折れまつくってた
しかし、そんなことなど、眼中にない
うわぁぁぁっとペンを走らせ、シャー芯を出すノック音もすごい うりぁぁぁ🤪
あまりにも気持ちが前のめりになり、ペンに込める筆圧も半端じゃない
書くたびに紙が破けるほどグジャグジャになり
手の甲はシャーペンから出た芯で真っ黒になっていた
その姿に私は感動し、口数もだんだんと早くなっていった
「ここがこうであれがこうや!!!……….🤪」
お互いの熱量がほぼ凄すぎて対立を起こし
向かい合ってテニスボールをフルスイングでぶつけているよう🎾🤪 🎾🤪
あまりにも熱気に、室内はもはやサウナ状態
たまにいい言葉を私が喋った時は
ロウリュウが行われた瞬間の様に
室内は高温状態へと持ち込んだ
お互いの背中は汗でびちゃびちゃ
額にも僅かに汗をかいた
そして、そして、ついに
少年「はぁ、はぁ😮💨ついに出来た」
私「できましたかぁ!」
お互い達成感に浸り
「ぱぁぁっ」と握手を交わした。🤝
そして、伝説の記事は完成した
後日、衝撃の事実が、
名前を間違えていた……….