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アートと旅館の完全なる融合、武雄温泉 御船山楽園ホテルとチームラボ「かみさまがすまう森」に完敗

九州は佐賀県、武雄温泉にあるチームラボのかみさまがすまう森。これ可能なら絶対行ったほうがいい。毎年夏から秋にかけて実は2014年から続いていて、今年で10年目だそうです。

2024年は7/12(金)〜11/4(月)開催。去年行った時の写真レポを書いてみました。毎年のように少しずつ作品も増えてるみたい。時間によって池で光と音を使ったパフォーマンスも見られました。これがまたすごいんだ。

舞台である御船山楽園もまた、たまらなくよかった。ホテルに泊まらずともteamLab展示会場には入れるけど、できれば泊まるべき。私の幸せを具体化したらこうなるっていう旅館だった。温泉・サウナが究極にいい。びっくりしちゃった。


福岡から武雄温泉へ→チェックイン

博多駅から武雄温泉へ特急で。ハウステンボス列車が地味にうれしい

駅員さんに聞いたら往復で買うと割引になるチケットがあるということで、そちらを入手して武雄温泉へ。ハウステンボス列車でなんだか異国気分に。博多駅からたった1時間ちょっとの旅でした。

着いたー、玄関からして素敵。扉を開くと…
まさかの!ラウンジが!すごい!

玄関入ってすぐ、ロビーがすでにチームラボでした。圧倒される灯りの数。お茶などいただき、チェックインしてすぐにお部屋へ。

のどかな風景をのぞめるお部屋

荷物を置いたら夕方までまだあるので、ちょっと探索してみよう。光が主役の庭での展示とか本番はやっぱり日没後なので、その前の下見に。まずは建物内から。

これはまたご丁寧にどうも
思ってたよりマジ廃墟
外への扉は時間まで鍵かかってる

宿泊客じゃない人はこの辺の「オフ」な状況は見られないはず。闇があるからこそ光が映える。

開始前の静けさ
へんじがない。ただの はいきょの ようだ

館内展示

解説もある

そうこうするうちに夕方になり、会場も「オン」の状態に。

散りぢりの花
流水のメガリス
塗り絵したら
スキャナーで取り込んでもらうと
泳ぎ出す
闇を楽しむ

真っ暗な小径を歩いて行くと、奥の奥に炎が灯っている場所がありまして。これが歩き始めて気づくんだけど、けっこう遠いんだ。

え嘘でしょ、この奥まで歩くの
ぎゃああ怖い、脳内で「♪おーれーはジャイアーン」て歌いながらじゃなきゃ進めない
ふう着いた

あんまりにテンパって炎をもらってくるの忘れました。アプリを入れておくと、炎をもらって「持ち帰る」体験ができるんだって。

炎は世界各国に散らばっている
一歩入るとそこには…

ロビーの近く、こちらの少し大きめの部屋には、水や土といった要素が。屋内に自然のカケラがあるのって面白い。

宙に浮く燃ゆる箱
またたく水面
封じられた扉

庭園とか温泉施設

エリア分けの標識

まだ明るいうちにどんな感じか庭も少しだけ見てみましょうかね。メインの場所はそれほど大きくなさそうだけど、森の奥とかまで行くとなかなかの距離。

ホテルは庭園側から見るとこんな。時間になるとドアが開いてここから出入りできるように

とりあえずの下見を終えて、お風呂でくつろぐことに。これがもう素晴らしかった。「しあわせ」とはこういう時に使う言葉だと思う。

らかんのゆ最高

このエリアの中で、休憩しながら塩かけて食べる自家製プリンがおいしかった…。女湯にしか喫茶室ないって公式サイトに書いてあるけど、女湯って言っても時間制で切り替わるんだって。プリン入り冷蔵庫はたしかどっちにも設置されてた。(次の朝にもう1つの方にも行った。)

サウナとお風呂はこんな
風呂上がりには冷えたニガリ水を用意

庭園内展示

お地蔵さん

だんだん暗くなってきたところで、再度庭へ。ライトアップが鮮やかに引き立つ時間になってました。

照明で燃えるような木々
岩にひまわり
宙に浮かぶ、きらめきの網
森でさまよい、長い時間の存在を知り、時間と再びつながる

そういえばお腹が空いてきたので今のうちに食べておこう、と夕食に関して調べてみると。素敵なレストランもいくつか近隣にあるみたいだけど開いてなかったり、予約が取れなかったり。こういうのはちゃんと前もって調べないとダメですねえ。

太っ腹サイズ

道を渡ってすぐ向かいにある八芳苑にお邪魔することに。ボリュームもあっておいしく、お手頃価格で助かりました。食べ終えて出たら、もう真っ暗。

光と闇と自分
暗黒に浮かぶ筆

場所によっては半端なく暗い。計算されてるんだろうけど、照明がどこにでも均等にある状態じゃない。

未知へのポータル
滝が突然おどり出る

光の滝だ!これはちょっとだけ登ったところにあって、近くで見るとかなりいい。

うわー圧巻
けっこう暗くて肝試し要素も
庭園のそこここに照らし出された岩や木々が

これはまた予想外だったんだけど、何度か通り過ぎてた何の変哲もなさそうな池が、美しいパフォーマンスの舞台になってました。どのくらいの周期であるんだろう、たまたま巡り会えてよかった。

あれ、何かやってきたぞ

光が踊りまくる中で、ゆるりゆるりと船を漕ぐ人の姿が。幻想的の一言では表しがたい、不思議な光景が広がります。

これ実物見たらすごいよ

外から帰ってきたらもう一度、中をくるりとまわって気を落ち着ける。

移ろいゆく色の灯り
花の散るメガリス
みんなが塗った魚たちが泳ぎ回る

朝食→チェックアウト

炙りたての揚げですって!

翌朝は普通に旅先の旅館朝食を楽しむモード。

ロビーの灯りがデザインになってる
なんて贅沢

一度光に包まれた姿を見た後で見る、さらの状態のメガリスもまた乙なものです。

一晩たってお休み中のメガリスたち
また行きたいー

大変たいへん満足度の高い旅でした。アートとステイがおたがいの迫力に負けず、高め合っているかのように感じました。

関東の人は茨城に新しくできたチームラボ 幽谷隠田跡の方が行きやすいかな?今度はコテージとテントか。こちら五浦幽谷隠田跡温泉にも近々泊まりたい。


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