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22. ショウづくり|小さな"差"でいい

Moromi Works™️

1|王道 / 定番を知る

ショウを創り始めた方の多くが抱くであろう、強い願望があります。
「あっ!と驚かせたい」

私もショウを創り始めた頃は、強く強く考えていました。
今でも少しあります www
先に結論を書きますね。
まず、「王道 / 定番」を意識して創ってください。
ショウの中で "微差(らしさ)" を積み上げてください。

「王道 / 定番」と言われる作品スタイルや構成には理由があります。
多くの聴衆にとって、
⑴ 分かりやすい
⑵ 理解しやすい
⑶ 一定の納得感
が得られるものなのです。

スリークロスであれば、参考にするのは「 WGI 」です。
20団体程度観ると良いでしょう。段々と分かってきます。
こういったダイジェストムービーには、それぞれのチームの印象的なシーンがまとめられています。これらは「王道 / 定番」に近いものです。


2|"オリジナリティー" ってなんだ?

よく耳にする言葉があります。
「私たちにしかできな表現 / ショウがしたい」
すごくよく理解できますが、非常に大雑把すぎて掴みどころがありません。

「私たちらしい表現 / ショウがしたい」
これなら掴みどころがあります。
キーワードが "らしさ" だからです。
これなら、
⑴ 様々な "らしさ" を列挙し
⑵ その中からベスト3を選び
⑶ ベスト3からベスト1を選ぶ
⑷ ⑶で挙げた要素をショウの至る所に取り入れる
という制作プロセスが作れます。

オリジナリティーの正体は "らしさ" とも云えます。 
(この他にも様々な"オリジナリティー"はあります)

3|あっ!と驚かせる必要はない

⑴ 奇抜な演出
⑵ 非常に角度のある内容のショウ
をつくることは極めて難しいことです。

「王道 / 定番」を呼吸するように自然につくれるだけの技量と経験。
更に、角度をつけるだけのアイデアをまとめられる、高度な構成力や演出能力が創り手に求められます。
「奇抜なものは、理解されにくくて伝わりにくい」
ということを十二分に理解し、熟知している必要があります。

4| "微差" を積み上げる

「あなたにしか創れないショウ」
とは言い換えれば、
 ⑴ あなた"らしさ"がある
 ⑵ あたた "らしさ"が、たくさん感じられる
ショウのことです。

特に ⑵ が重要です。
人間の感覚は、思っている以上に繊細です。
頭では認知していなくても、「なんとなく感じられる/ 伝わる」ことは多いです。
言語化できなくても、何かしら伝わっていることは多いです。

「あっ!と驚かせるようなもの」である必要はありません。
ショウの中で何度も "らしさ" を提示すればよいのです。
他チームとの違い、"微差(らしさ)" を積み上げればよいのです。

22. ショウづくり|小さな"差"でいい

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[Moromi Works™️ ]
- Show Design and Coordinate
- Music Arrangement
- Drill DesignRehearsal Design
- Marching Consultant
沖縄県出身 / 東京在住
好きな食べもの:沖縄そば / タコライス
Blue Devilsでマーチ
多数団体にショウ制作や指導、大会審査員などの活動を行なっている。
Mail:moromi.works@gmail.com

[執筆希望のみなさま]
⑴「MEP™️」にご登録ください。(HP参照)
⑵ 後日、事務局よりご連絡致します。

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