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【LGBTQ +】『君の心に火がついて』 を読んで
「君はずっと 一人で走り続けてきた
多くの人にとって 綺麗で歩きやすいはずの道は
君にとっては 案内もない 荒れた道だった
自分が どこに行けばいいかもわからず
もうヘトヘトだ
良かったね 麗香
翔が あんな言葉をくれて
僕は祈ってる
君が 君だけの道を
思いっきり 走り抜けられるように」
この本(マンガ)を読んで、自分の心に火がつくような、そんな感覚でした。
ぜひ読んでみてほしいので、ここに詳細は書きませんが、気になった方は是非。
「昔から 体を動かすのは 好きで
小さい頃はよく 男の子たちと 一緒に遊んで
大きくなったら 男の子になるなんて 思ってた
でも じきに
どうやら自分は 女性の体のまま生きていくんだと わかって
(中略)
制服もスカートも下着も
本当は毎日嫌で仕方ない
色々なことから 心が少しずつ ズレている
それでも 折り合いをつけて やってきた」
私の心を閉じ込めていたのは”無自覚の私”――夫婦のすれ違い、男女の恋愛に違和感を持つ女子高生、60歳からの新しい恋、男子高校生のメイクなど「常識」から外れてしまうから、大切な人をこれ以上傷つけないために私が我慢すれば…と、自分の気持ちに蓋をしてきた主人公たち。そこへ、人間の心に灯る“火”を食べて生きる妖怪・焔(ほむら)が突然現れては、心の中に灯る小さな火を見つけ、変化を生み出していく8つの物語。
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※宣伝やステマでもなんでもなく、ただ読んだ本を紹介する自由な気まぐれ更新です