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好きなもの① 料理

料理が好きです。

これまでずっと、「仕事で疲れて帰宅して、それから1人分だけご飯を作って食べて洗い物をするなんて面倒臭い。お金さえあれば毎日デパ地下のデリにする。」と思っていました。実際、サイゼリヤの店長に「いつもありがとうございます」と言われたり、冷凍パスタをチンする7分の間にお風呂に入ったりする生活を長く続けていました。

しかし、2月に口の中を手術して流動食しか食べられなくなったり、ダイエットに目覚めてお弁当を作り始めたり、コロナ禍で外食を自粛をしたりしているうちに、自炊の機会が増え、習慣化したり効率化しているうちに、料理が癒しの時間になりました。おぎやはぎやオードリーのラジオを聴きながら、野菜を切っているときが1番穏やかな顔をしています。

簡単なことしかしませんが、お気に入りの食器に盛り付けた写真をSNSに載せると、ちょっとほめられたりして、それが自分の中に蓄積していくことがしみじみうれしく、少しずつ自己肯定感が回復していく気がします。自己肯定感って、仕事でファインプレーして偉いさんにほめられたり、東大卒に「すごいですね!」と言われたり、そういうことではなく、こうした日々の積み重ねで回復するものではないか、と思う今日この頃です。

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脱線しますが、社員食堂でウフフンとお弁当を食べていたら、隣に座った係長に「料理いいね!男はよろこぶよ!」とほめられ、「なんでわたしが男をよろこばせにゃならん?ひとりでこんなに立派に生きているのに?」と愕然としました。女は男をよろこばせたいと思って生きてると信じて疑わないおじさんって、きっと一生そのままなんだろうな。わしゃわしのためだけに生きとるんじゃい。パンチ。


話戻りまして、お弁当が面倒だったら社員食堂で食べたらいいし、夕飯をポテトチップにしてもいい。そういうふうに気楽に構えることが継続の秘訣であり、誰かのためにご飯を作るなんてことにはほど遠いのですが、しばらくはたのしく続けようと思います。

※画像はジブリショップで購入した世界一かわいいフライ返し。「ハウルの動く城」は見たことありません。

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