買ってよかったオブ・ザ・イヤー受賞【第1弾小型冷凍庫】
我が家では「これは買ってよかったオブ・ザ・イヤー受賞するね」という会話が、年に数回あがる。
ちなみに、過去の受賞者は食洗機。贅沢品だと思っていたけれど、導入してみたら心の底から便利だし、洗い物に費やす分の時間が空いて夫婦の時間が増えた。親1人で子どもを見るときにも、食後に食器を放り込むだけなので「待っててね」をいう回数が減って、最高だった。
そんな我が家の、今年の「買ってよかったオブ・ザ・イヤー」をシリーズでご紹介します。
映えある第1弾となるこの記事で紹介するのはこちら。
盲点だったで賞【小型冷凍庫】
1、購入動機
現在も猛威を振るっている例のウィルスが流行り始め、自宅に引きこもり生活を始めた頃に購入した小型冷凍庫。60リットルくらいの容量なのだけれど、もうこれが手放せないほど生活必需品になってしまった。
受賞のポイントは、やはり冷凍食品がたくさん手元に置いておけるということ(当然といえば当然だけれど)。
この春わたしは育休中だったので、3月ごろから上の子は保育園に通えなくなった。
乳幼児2人抱えての完全在宅生活が始まったわけだけれど、それは思った以上にたいへんだった。
夫を送り出した後子どもたちの身支度をして、娘のドリルやお絵かき、人形あそびに付き合う。その間に、息子のおむつやおっぱいをして、午前寝をさせる。
午前寝の隙に少し掃除をしたり、娘の相手をしているともう昼ごはんの準備をする時間になってしまう。
当たり前だけれど、3食きちんと用意しなければいけない。
自分1人の適当な食事と、息子の離乳食(これは2人目なので結構楽しく作れていた)では済まなくなって、娘のための食事作りが追加になった。
娘が赤ちゃんの時に比べると、肩の力を抜いて食事作りができるようになったけれど、これはあくまでも「保育園ではバランスのとれた食事を食べている」という前提があってこそ。
保育園の栄養満点の食事を食べられないとなると、家でそれなりの食事を提供しなくてはいけない気がする。
しかも、「偏食の娘が食べる、それなりの食事」を。
我が家は生協に加入していて、焼くだけ、レンチンするだけ、茹でるだけのお手軽な冷食をいろいろ購入している。
これがこの春の引きこもり時期には、本当にありがたかった。
ご飯を炊き損ねたら焼きおにぎり。これで娘は大喜びしてくれる。
揚げ焼きで美味しいチキンカツや、バラで焼ける餃子、出汁に放り込んで味噌を溶かせば即味噌汁の冷凍野菜。
もちろん、レンチンだけで美味しいオムライスやグラタンにもお世話になった。
子どもたちとの昼食だけでなく、夕食でも解凍するだけの煮魚や冷凍の干物などなど。
これは本当の話で、冷食なしには生活できなかった。
ところが。
我が家の冷蔵庫は、結婚当初に買った370リットルくらいの4人世帯としてはちょっと小ぶりサイズ。
これでは毎日必要な冷凍食品を保存するには、あまりにもスペースが足りない。
というわけで、我が家にやってきたのが小型冷凍庫だったのです。
2、受賞理由
この小型冷凍庫、共働き育児世代の方には、ぜひぜひ購入をオススメしたい商品です。いや、本当に。
今回は引きこもりのために購入したわけですが、そうでなくなってももう手放せません。
保育園って子どもを預けたまま買い物とかできないルールですよね(ゆるいところ、厳しいところがあるようですが)。
じゃあ、仕事帰りの子連れでスーパーに寄るのか、っていうと結構面倒です。子どもひとりならまだしも、2人とかいたら仕事より大変なくらいです。
じゃあ週末に1週間分買いだめにしようとか、作り置きをいっぱい作ろうってなるわけですが、これって計画的に生活できる人はいいのでしょうけれど、わたしのようなズボラな人間にはなかなか難しい仕事です。
まず、1週間分の献立を立てるのが面倒だし、立てたところで1週間そのメニューを遂行することができない(気が変わってしまう)のです。
メニューに合わせて冷蔵庫と相談して買い物をしても、結局買い忘れがあったり別のものを作りたくなったり、結構予定通りにはいかないもの(経験者)。
作り置きにしても、わたしの場合は「あれがあるから食べなきゃ」と妙に焦ったり、「あれがあるのはわかっているけれど、違うものが食べたい」となってしまったり、とにかく使いきれない。
こんな予定通りに生活できないわたしだけれど、冷凍庫と冷蔵庫がそれなりに充実していると、それでそれなりに彩りのある食卓ができるのです。
その場で臨機応変にできる状況が向いているのだと思いますが、このやり方の方がストレスが少ないのが事実です。
わたしほどズボラでなくても、「とりあえず扉を開けば食材がある」という状況は、食卓を預かる立場の人はかなり心にゆとりができると思るはず。
3、盲点だったでしょうのまとめ
娘を出産した後、産後うつになった。
それになんとか向き合い、夫にも向き合ってもらって生活を立て直し始めた時、夫が推し進めたのが家事の家電分業だった。
それまでは贅沢品だと思っていた乾燥付き洗濯機と食洗機を導入してみたら、ないないと思っていた時間が生み出されて感動した。
それをきっかけに、電気圧力鍋やロボット掃除機など家電ができる家事は家電に任せ、人間の家事のボリュームを減らすように努めた。
それは我が家にとって必要な作業だったけれど、わたしにとってはどこかで「家事も満足にできず家電頼りなんて、なんてダメな妻なのか」と自分を認められない自分がいた。
ある時、先輩ママさんに相談してみると、カラカラと笑い飛ばされてしまった。
曰く、「そんなの、食洗機や乾燥機がなかったらわたしも育児できないって!使っていいんだよー」
おかげさまでわたしは「むしろ変なことにこだわったのかな」と、ネガティブな気持ちが吹き飛ばされた。
家庭にはそれぞれ事情があるし方針もあるので一概には言えない。
けれど、今や7割以上が共働き世帯かつ、18歳以下の児童を持つ家庭の8割以上が核家族という今の日本で、家事育児(とそれに関わるあらゆる名もなきアレコレ)を人間だけで捌くのは、なかなか大変だとおもう。
まして、乳幼児を抱えていると、とてつもなく大変だ。
何を隠そう、わたしはキッチンにいるのが好きだ。
料理や季節仕事をするのが好きで、アレコレ手作りすることが好きだ。
けれど、「好きだから」と常にそれをがんばるのではなく、「週末だけは丁寧に食事を作る」とか「季節のジャムは作る」とか、ポイントを絞って楽しむくらいがちょうどいいと最近は思っている。
育児をしながら仕事もしようとすると、そういう生活と趣味と重要とのバランスを取ることがとても重要だと感じる。
そんな毎日の中で、そこを開けばメインになる食材も、夫に任せられる一品も、自分がイラついた時用のアイスも入っている。
「困った時にはこれだ!」とお助けアイテムが詰まった冷凍庫は、わたしにとってはかなり安心のお守り的存在だ。
だから、この春に購入してすでに半年以上が過ぎていても、やっぱり小型冷凍庫には「買ってよかったオブ・ザ・イヤー」を受賞するだけの価値があるのだ。
次回は、【第2弾 朝の時短は何者にも変えがたいで賞】を報告します。