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「チ。第13話」

2020年緊急事態宣言で仕事がなくなった私はアマゾンプライムビデオでアニメを見まくりアニメ大好きおばちゃんになりました(笑)
以後四年近く欠かさず見続けています(*^^)v
面白い作品はたくさんあるのですが(それはまた追々)
最近見ておおおーーーとなったのは
「チ。地球の運動について」
NHKで「烏は主を選ばない」(これもオススメ)の後に放送されたのですが、拷問シーンがグロテスクといいますか見るのが苦しくて。それも大好きな津田健次郎さんがまさにその拷問する異端審問官役でなんかダブルでしんどかった( ;∀;)
回を重ねるうちに周りから「チ。面白い!」という声を頻繁に聞くようになって、それならばと気合を入れて見てみることにしたのです。
「チ。」は天動説と教会が絶対の世界で神に背く異端者となる地動説の研究(真理の探究)に文字通り命を懸ける人々の話。
では、わたくしめの好きなシーンをシェアしますね(*^^*)
13話(今夜は15話放送です)
ノヴァク(津田健二郎)と戦って瀕死状態のオクジーは夢の中で大学生に。授業が終わった教室で居眠りから目を覚ましたオクジーと教授の会話シーン。
「俺はあるものを研究していてそれは危険なもので」
「地動説かね」
「なぜそれを」
「君の研究主題じゃないか」
「しかしそれを公にしては…」
「公にしなければどうやって議論するのだ? 外へ出て話そうか」
ふたりはバベルの塔を思わせる天にも届くような高い塔の上の外周りに作られた回廊に。

「ここは?」
「塔じゃないか。もうじき天界に届く。私はね、今立っている大地が丸いことをいまだに信じられない。この塔が完成したら天空からこの目で地球を見られる。どんな形なのか、どんな色なのか、どんな大きさなのか、それを感じられるんだ。大変楽しみだ。」
「こんなもの建てていいんですか?」
「いいかどうかというよりも、そもそも止めることなどできないのだ。君はなぜ地動説を研究した?」
「それは、確か、この世に期待するため」
「ほう、君個人の認識はそうなっているのか。しかしそれは、ただ表面的な理由付けにすぎないよ。本当は君はもっと大きな理念で動いている。いや動かされている。いわば君はその理念の召使だ。もっとも当の君自身はその理念なんて念頭になく自分とは無縁のものと思っているようだがね。まあしかし人は元来、自然にそれに憧れそれを欲するように設計されているのだよ。そして私は、それを求めるところこそが人間の数少ない尊さだと考えている。」
「一体さっきから何の話を。大きな理念って。何に動かされているというんです」
「それに答えるのは君だ。君が心の底で憧れ求めたものがある。それに気づきたまえ。」
うううぅん…っそう!うなってしまった。おもしろすぎる~
やっぱアニメはやめられない(笑)
この夢の中の教授もオクジー自身の中にあるものかなと、なのでこれは内側で行われる自問自答の場面。大きな理念、心の底で憧れ求めたもの、気づくには自分の心の底深くのぞくことが必須のようです。これはもうヨーガです。そして気づきというのは一回気づいて、はいおしまい、ではなくて日々進化進歩していくもの。なのでみんな例外なくそれぞれに道半ば、です(*^^*)
チ。は他にも名台詞がたくさんあります。見るに苦しいけどとても興味深いアニメ。ありがたい^ ^


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