丹波市:薬剤師会による脳の健康度測定 #668
このnoteでは認知症に関連した情報発信と全国区市町村での取り組みを紹介しています。
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「難聴に関する話題いろいろ ##30」を更新しました。
はたはたです。
いつもnote見ていただきありがとうございます。
兵庫県丹波市において丹波市薬剤師会が認知症の予防、早期発見につなげようと、神戸大学院教授らと、薬局で脳年齢を測るテストを始めました。
薬剤師さんが認知症早期発見に取り組むのは今そう多くはなく、新たな職能発揮のきっかけとなりそうです。
内容としてツールは脳の健康度の自己チェックアプリ「のうKNOW」を使い、タブレットやスマートフォンで実施します。
あわせてアンケートに答え、世界保健機関(WHO)が脳の健康度を維持・向上するために推奨する生活習慣の改善に取り組んでもらい、そして薬局が健康助言することが行動変容にもたらす影響も見ていきます。
市薬剤師会の36薬局中26薬局が参加。
テストは無料、対象は60―85歳です。
認知症の診断を受けている人、要介護1以上の人、日本語で会話が困難な人は対象外で、本人の同意を得て実施しています。
ゲーム後にアンケートを実施し、WHOが勧める脳の健康度維持・向上推奨12項目取り組む意向の有無や、現在服用している薬について気になっていること、物忘れが気になったときにどう対応するか、などを聞いており薬剤師さんならではの取り組みです。
薬局はアンケートの結果をもとに、例えば「運動をする」と答えた人が、次に来局したときに「その後、運動は順調ですか」などと声をかけ、脳の健康維持をサポートし、「バランスの取れた食事もしてみませんか」と声かけをするなど継続的に関わっていきます。
一定期間実施するということですが結果をまとめ、発信することで全国の薬局への取り組みの参考となると良いと思いました。
最後まで見ていただきありがとうございました。