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マイナーレトロゲーム探訪①・「モンスターメーカーキッズ」を遊んでみた!
■はじめに
レトロゲームフリークの皆様もそうでない皆様も、こんにちは。
今日ではレトロゲーム収集、とりわけファミコンやスーパーファミコンの収集が一部筋で人気となっており、価格も高騰しつつある。
そんな中、「マイナーレトロゲーム探訪」は『まおーもりっち』が、ちょっとマイナーなゲームを実家の棚から引っ張り出してきては、遊んだり攻略していく記事である。
もし気になるゲームがあったら、ぜひやってみてほしい。
今回はSFC版「モンスターメーカーキッズ」を取り上げていくぞ!
■目次
■モンスターメーカーキッズとは
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スーパーファミコン用ゲーム「モンスターメーカーキッズ~王様になりたい~」は1994年に発売された、サイコロとカードを駆使して目的を果たす、いわゆる桃鉄的ボードゲームである。
1プレイが1時間程度と遊びやすく、CPUもほどよく強い。ゲームテンポ自体も悪くなく、今でも十分に遊べる。
2023年現在の実売価格はソフトのみで1000~1500円といったところ。
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■ゲームプレイ開始!
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今回のプレイでは比較的わかりやすい「ノーマル」でプレイするぞ。
◎プレイヤーキャラクター決め
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プレイヤーは12人のメインキャラから1人選ぶ。好みで決めてかまわないが、魔法使いはダイスを使わずに戦う安定ダメージ型、それ以外はダイスを使うためダメージのふり幅が大きいという特徴がある。
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「モンスターメーカー」シリーズに縁があるプレイヤーなら、お気に入りのキャラもいるはずなので問題ないと思うが、困ったらディアーネでも選ぶとよい。
次はサブキャラクター決めだ。
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プレイヤー12人の他、サブキャラ専用として8人選ぶことができる。これも好みで選んでもかまわない。ただ選んだキャラに応じて突発イベントが変わるので、プレイのたびにいろんな子と組んでみよう。
◎プレイヤーの目的など
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全員分決まったら、王様の話を聞いてみよう。(2回目のプレイからは聞く必要はない)
すごく簡単に3行で言えば
領地が14ある
ミッションをこなすと領地を1つ与える
14埋まった時に一番多いやつが国王
領地が増えると税収が入ったりしてゲームが有利になっていくので、取れそうなときは積極的に狙っていこう。
◎攻略プレイ開始!
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プレイが始まったらまずはミッションが渡される。その後、操作可能になるのだが、忘れずに【その他】→【コンフィグ】を選び、ゲームスピードを「はやい」にしよう。「ふつう」は歩くのが遅いのでツラい。
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ミッションの大まかな場所はYボタンを押すと出てくる。(出てこないミッションもある・・・)
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Xボタンを押すとカーソルが動き、周りの様子が見れたりマスの説明をしてくれる。
【青マス】
カードがもらえる。桃鉄のリトルデビルカードみたいにいきなり損をするカードは1枚も入ってないので貰い得。
【緑マス】
イベントマス。いいことも悪いことも起こる。
【赤マス】
敵と戦うかトラップを踏むかのマス。体感は8:2。一見悪そうに見えるが、敵を倒せばお金と名声が入る上にアイテムまでもらえることがある。意外と自分から踏むマスだ。
その他はイカリマークのカード屋さんや魔法陣のマークの魔法屋さん、腕が組み合わさったようなマークのギルド、回復してくれる城や教会などがある。唯一踏むべきでないマスとしては関所があり、ここはバッドイベントしか基本的に起きないぞ。
◎バトルについて
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敵とのバトルは基本的にサイコロを使う。出目に相手の防御力を引くというおそろしくわかりやすいシステムだ。ゾロ目だとジャストミートとなりもう1個分追加でダメージに足してくれるぞ。
またコンフィグで仲間の操作を「おまかせ」にしていると、いろんな補助行動をしてくれる事がある。基本的に有利な行動なので、おまかせを楽しんでみよう。
逃げるもあるが、あまり成功率が高くない。殴ったほうがマシということは往々にしてよくあるのだ。
◎ミッションについて
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基本的にはミッションのこのモクモクを追っていくのだが、別の場所へ逃げることも多いぞ。気が付けばまるっきり別の場所にいたということもたびたびある。うまく先回りできたらおいしい。
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ミッションがクリアできたら領地がもらえる。その領地の城主を決めることになるのだが、もし城主が倒されたり、別のプレイヤーに裏切ってしまうと領地はなくなってしまうぞ。
お金がなければ強さも忠誠度も最低なオークチーフやボスコボルドに頼むことになる。若干ボスコボルドのほうが裏切りにくいように思うので、筆者はボスコボルドに頼むことが多いぞ。誤差の範囲かもしれないが。
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ギルドに頼めばけっこう簡単に裏切り工作ができるので、強さより忠誠度は高いほうが安心感が高いのだ。なお強さはCでも実は意外と強く、そこら辺のモンスターには簡単には負けないぞ。(HPが35を超えるやつにはまぁ負けるが)
◎ちょっとしたコツなど
このゲームには「貧乏神」が存在しないので、「今のミッションを捨てて、次の準備をする」ことができる。特にマップの中央点にあるキャメロット城付近でウロウロしてはお金を稼ぎ、馬など有利なカードをそろえるのもありだろう。
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クレリックカードや薬草カード、馬カードは持ってこい系のミッションにも使われるので持っておくと非常に円滑に進む。いざとなったら使えるので腐らないといいことづくめなのだ。
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逆転要素としては上の方にある赤と青のゲージ。これが赤に偏ると天使、青に偏ると悪魔が出てくることがある。
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悪魔は城主に雷を落として空白地にする、ある1つの城主の忠誠値を下げるなど、てきめんに悪いことをするので想像がつきやすいが、天使の行動はマジで読めない。
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善意100%で人の領地を最下位のキャラにプレゼントする、すべての城主の忠誠度を上げるなど、ゲームプラン的に地味に悪魔よりキツイことを平気で行う。トップの時も全く油断できないぞ!
他のお邪魔システムとしては「げろスライム」がいる。
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緑マスイベントの中で最悪の1つで、半年間くらいプレイヤーにまとわりついてはレインボーを吐きダメージを与えてきたり毒を与えてきたりする。一応休めば毒も体力も回復するのだが、メンタル的にキツイ。
対策としてはいわゆる貧乏神と同じで、他のプレイヤーになすりつけることができる。憑いているとてきめんに進行が遅くなるので、無理をしてでも馬を使って他のプレイヤーにプレゼントしておこう。
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すべての領地が埋まるとゲームエンド。果たして結果は・・・
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無事に1位を取り次期国王に!なにやら城主を裏切らせたり、強い城主を暗殺したり、城主にモンスターをけしかけて占領したりしたが結果がすべてなのだ!
■おわりに
本作「モンスターメーカーキッズ」はカワイイキャラクターの皮をかぶった狼が跋扈する諸行無常のゲームではあるが、十分今でも楽しめる。ぜひレトロゲーム系YOUTUBERやVTUBERのオフ会におススメしたい1本だ。
実際の友人と遊ぶにはちょっとハードすぎるかもしれない。友情破壊ゲームに分類されるのは間違いなく、紳士協定みたいなのを決めてやるのがいいだろう。
1人プレイで遊ぶ時も「善人プレイ」「ノーミッションクリア」など縛りをもってプレイするのも楽しめる。自分なりのプレイを模索して何回も楽しんでくれたら幸いだ。
といったところで「レトロゲーム探訪」はまた次回。ごきげんよう!