正しさは正しくないかもしれない ※詩の朗読台本
正しいが正義と振りかざして炎上する現代はなんか生きづらいね。
重箱(じゅうばこ)の隅(すみ)のようにつついては正義の炎を燃やしてる。
ネットでも、リアルでも。
本当にどうでもいいような、でも正さなければいけないような。
正しさを正すだけ、あなたは聖人なんでしょうかね。
PTA委員会みたいな監視員はどこにでもいて、
なんでも正さなくてはいけないと思っている。
暇、なのかな。はは。
何でも検索すれば、何でも情報が入る分
見つけたいのかもしれない。
罵倒して、
自分が正しいことを証明したいこと。
自分の存在価値が高いこと。
それは自慰的なことで意味なんかない。
それを認識しながらも止められない。
本当はさ、そんなことしなくても
自分が自分の価値を認めていれば、他人のことなんでどうでも良くなるよ。
今日明日死ぬ程生命を燃やす人は
社会を是正しようとも、他人を正そうとは思わないのだから。
[完]