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世界の桂由美さんに口答え!!

現在ストーカーになっている元夫との結婚式には、桂由美さんのドレスを選びました。

ドラマ【やまとなでしこ】が好きな私は、長袖でハイネックのドレスに憧れていましたが、私が結婚式をした頃は、肩を出したビスチェタイプのものが流行っていたので、なかなか希望のものがなく、完全にドレス迷子になりました。
どうしても長袖でハイネックというのだけが譲れなくて、何店舗も探し回って、やっとのことで見つけたドレスでした。

現在もシルク博物館に飾られているもので、デザインもエレガントでクラシカルでとても素敵なドレスでした。
結婚式後、担当してくださった牧師に、
「いやぁ〜ドレスとても素敵でしたよ!!」
と言われるぐらいでした。

え!?晴れ着姿の私ではなく、ドレス!?



私の夢を叶えてくださった、桂由美さんとスタッフの方々にはとても感謝しています。

お色直し用のカラードレスは、今までピアノの発表会で沢山着てきていたので、特に希望はなかったのですが、せっかくなので、色々と着せてもらい、一番似合うものを選びました。
新郎の衣装も選ぶのですが、白の方は、白なので特に選ぶものはなかったのですが、お色直しのカラードレスの色に合わせたベストとチーフは選ぶことになりました。

その時に元夫は、やらかしました。

その日は、なんと桂由美さん御本人が試着に立ち会ってくださっていました。
スタッフの方が、ベストを薄いピンク色と薄い紫色の2着までに絞っており、私達の前で、どちらがいいか意見を聞きました。
桂由美さんは、「カラードレスの色味に合わせるなら、こちらね。華やかだし新郎の顔色も良く見える」
と薄いピンク色のベストをオススメしてくださいました。

「いや!!でもこっちも着たほうが良いんじゃないんですか?着てみないとわからないじゃないですか?」



ん!?


その場にいた全員が固まりました。
桂由美さんは、きちんと元夫の肌の色や私のドレスとの相性を考えて、薄いピンク色がいいとおっしゃっているのに、、、
なぜズブの素人のお前が口答えをしとるんじゃ!?

、、、

「そうね、着てみて決めましょうか?」

スタッフの方に促され、薄い紫を着て、薄いピンクを着て、、、

うん!!やっぱり薄いピンクがいいね!!

ということになりました。

そりゃそうでしょうよ。

プロだよプロ!!
このドレスもタキシードも作ったの、桂由美さんよ!
だってここ桂由美さんのお店だもん。

いやぁ、、、ほんとマジ、元夫といると普通のことが普通じゃなくて、ハラハラしっぱなしで、、、本当にいつも疲れる!

まさか世界の桂由美さんに口答えをするとは、、、

困ったものです。

突然の訃報に、このエピソードを思い出したので、書かせていただきました。

素敵なドレスと思い出をありがとうございました。

御冥福をお祈り致します。



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