サプリメントの組み合わせpart1
①ビタミンCと非ヘム鉄
非ヘム鉄は植物に多く存在する鉄ですが、肉や魚に豊富なヘム鉄に比べ吸収率が悪いです。ヘム鉄が10~30%の吸収率に比べ、非ヘム鉄は1~5%。ヘム鉄はポルフィリン環というピロールが4つ結合し環状構造を作った化合物に囲まれるように存在するため吸収されやすいのに対して、非ヘム鉄はむき出し状態。吸収されにくく、胃や腸壁を傷つけるリスクもあります。
また鉄は過剰摂取によって有害となります。特にLDLコレステロールを酸化させ、動脈硬化を引き起こす可能性を高めます。
非ヘム鉄の吸収を高めるためにビタミンCが有効です。非ヘム鉄を多く含む植物(ほうれん草や小松菜といった色の濃い葉っぱ物)を摂る際はビタミンC(アスコルビン酸)を一緒に摂ってあげましょう。
②マグネシウム、ビタミンD、カルシウム、ビタミンK2(mk7:メナキノン7)
骨のためにカルシウムが真っ先に思いつく人は多いかもしれませんが、カルシウムを吸収させるには組み合わせが重要です。
マグネシウムとビタミンDは、小腸から血液中にカルシウムを取り込む際に貢献します。そして血液中のカルシウムを骨に取り込むために、ビタミンDとビタミンK2が重要な役割を担っています。骨を強化したい時は、この四つを補給することが大切です。
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