はじめまして、まぬけです。
みんなもすなる日記といふものを、自分もしてみむとてするなり。
土佐日記ってネカマの元祖(ネカマという言い方も現代では不適切なのかもしれませんが。)だと思っていたのですが、よくよく調べたら「男性が書いた『女性が書いているという体で綴った日記形式の小説』」であるみたいです。未来へ進むごとに「常識」とされていたことが揺らいで変わっていくのは、とても素敵なことだと思います。
と、いうわけで。
はじめまして。間貫けで頓馬なおおまぬけ、間貫頓馬(まぬきとんま)と申します。
自分というものを見直す機会を得たいと思い、日記のようなものを書いてみることにしました。
今日は、「どうして急にそんなことを思ったのか」というお話です。
突然ですが、自分は学生という肩書きを失ってからずっと、漠然と「何者かになりたい」ということを考えていました。「自分らしく生きて、それでいてみんなに認められて、自由である何か」になりたいと。
そう思って今に至るまで、あれこれと手を出し続けました。まず小説を書きました。次にアプリを使ってラジオを始めました。そして有名な人のラジオにお便りを送ってみたりしました。さらにいろんなオーディションに申し込みをしました。
そうしてやっていくうちに、ある日、とあるオーディションの審査でこう問われました。
「あなたは何がしたくて、誰に何を伝えたくて、そのために何をするつもりですか?」
自分は、明確な答えを出せませんでした。
とんだ大まぬけです。「何かになりたい、人に認められたい」と思うだけで、「自分は何になりたいのか、どうなりたいのか」の明確な答えを持ち合わせていなかったのです。
自分は何がしたくて、誰に何を伝えたくて、そのために何ができるのだろう。
その明確な答えが、わからないのです。
だから、それを知りたくて、このnoteを始めようと思いました。かろうじて「文章を書くことが好き」だと認識できたので、それを通じて自分のことを知れるように。
「何者かになりたい」という漠然とした願いに気を取られ疎かにし続けていた、「自分」という存在を見つめ直すために。
自分は何が好きで、どんな手段を得意として、誰に何を伝えたいのだろう。
この場を通して、これから少しずつ。知ることができたらいいなと思います。
もし良ければ、少しだけお付き合いください。
そんな感じで、今日はここまでです。
これからこの場で、自分はどんなことが書けるのか、少しずつ考えてみることにします。
以上、間貫頓馬でした。