頑張るために、よく休むはとても重要だが、日本人はそこをよく知らないらしい。
最近仕事に就いて、日々「疲れたぁ~。」と言って、一日が終わる。
休みの日には、午前中に資格の勉強をして、後はぐったり、ボーっとして日が暮れていく。
そんな日々で思うのは、
「休むって大切だよな。」
「頑張りたいなら、それだけ休まないとダメだよな。」だ。
両親は働き者だった。
父は、深夜1時、2時頃に働きに出かけ、昼頃帰ってきて、自分のお店を夜8時くらいまでやっていた。
母は、これまた自分のお店を正月も休まずやっていた。
子供ながらに、「正月くらい休んだらいいのに・・・。」とか、「自分のお店なんだから、好きに休んだり早く閉めたりすればいいのに・・・。」と思っていた。
僕は体が幸いにも体が頑丈でなく、精神的にも弱いので、統合失調症になったり、会社をすぐ辞めがちだ。
でも、そのおかげで、いろんな体験ができた事は良かった。
結婚もしていないし子供もいないので、仕事を辞めたら、自由時間が倍増して、やってみたいことを片っ端からやってみた。
そしたら楽しかった。
面白かった。
で、やる事なくなったので、また働くことにした。
暇つぶしで。
そう、もう暇つぶし。
この歳じゃ、正社員の口も少ないし、大体リストラ対象だ。
それに、僕には人の上に立って指導するほどの技量も無いし、やる気もない。
だから、下っ端で使われてるのが一番心地いい。
そんな僕が、最近就いた仕事は、覚えることが多く、すでにいっぱい、いっぱいだ。もう、仕事辞めようと思っている。
で、休みにぐたっと寝っ転がり、天井を見上げている。
そしたら不思議なもんで、ちょっとやる気も出てくるものだ。「いつでも辞めれるけれど、来年の更新時まで待つかな・・・。」
そこで思った、「頑張るためにはよく休まなきゃ。」だ。
いい仕事したいとか、仕事を続けたいと思うなら、それだけしっかり休まないとダメなのだ。
こんな記事がある、
ストレスは、感情や衝動を抑制している前頭前野の支配力を弱めるため、視床下部などの進化的に古い脳領域の支配が強まった状態になり、不安を感じたり、普段は抑え込んでいる衝動(欲望にまかせた暴飲暴食や薬物乱用、お金の浪費など)に負けたりするというのです。
この記事から推測すると、僕は今ストレスにより、普段は抑え込んでいる衝動(仕事辞めよっかな。)に負けそうになっている。
そんな時にぐったり、ボーっと時間を過ごしてみたら、「もうちょっと頑張るか。」って、なった。
良い事だ。
「休んで、気分が落ち着いてきたら、頑張れるんだ。」と言う事じゃないのか?
こんな記事もある、
日本は、欧米諸国と比較して労働時間が長く、労働生産性が低いことが明確です。そして労働時間と労働生産性には相関があり、労働時間が長くなればなるほど、労働生産性が低下するという関係が見られます。
残業が増え、睡眠時間が減ったり、生活や仕事への満足度が落ちたり、ストレスが増えたりすると、集中力にも大きく影響し、生産性が下がってしまうのです。
上記記事では、「労働時間と労働生産性について、労働時間が長くなればなるほど、労働生産性が低下するという関係が見られます。」と書かれている。そして、生活や仕事への満足度が落ちるともある。
僕は、仕事のし過ぎが生活や仕事への満足度も落ち、ひいては子育てにも影響があると思う。
上記リンクの内閣府の意識調査で日本は子育てしにくいと思っている人が多いという結果が出た。僕はそりゃそうだと思った。
日本では、急に休んだり、早引けしたりするのはご法度だし、残業も必ずあるもの。
それでは子供の面倒見てられん。そりゃ、子育てしにくい国だよ。
政府もいろんな対策するようだが、企業側が全然する気ないんだよね。
というか、日本人みんなそうなんだよ。21世紀になっても、「とにかく頑張ってればいい。」「努力と根性だ。」って今でも言ってる人が多い。多すぎる。それが間違いなんだ。
頑張りたければ、しっかり休む。
働き方や学び方、生き方にも理論がある。そこをそろそろ分かって欲しい。