書籍紹介44『漫画バビロン大富豪の教え』(原作:ジョージ・S・クレイソン、漫画:坂野旭、企画協力:大橋宏祐、文響社)
世界的ベストセラーの漫画版です。
元々私は漫画が好きで、小学校一年生からコロコロコミックを毎日読んでいたので、ドラえもんに育てられたと言っても過言ではありません。
さて、本書の構成は2つから成り立ちます。
1つは、妻と娘に見限られて離婚された冴えない日本人男性の物語。
もう1つは、その男が古代文字を解読して明らかになる「古バビロニアの大富豪」にまつわる伝説です。
こういう本を読む時に、「歴史を学んでおいて良かった」と心底思います。
読み進めていく中で、古バビロニアにアッシリアが攻めて来るシーンがありますが、メソポタミアの歴史を知らなければちんぷんかんぷんでしょう。
同時に、「もっと専門的に歴史を学んでいれば、深く読めるんだろうなぁ」とも思います。
しかし、専門的ではない私でさえ、漫画内での古バビロニア人の服装や髪型、文化等に違和感を覚えるので、専門家が読むと大変なことになるかもしれません。
「伝えたいことが重要であって、細部にこだわるのはナンセンス」と、割り切ることができる方にオススメします。
さて、本書が伝える重要な部分です。
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