ヒーローは臭かった
今年の夏、私は倒れた。
辛いという感情を奥底にしまい踏んづけて、まだイケる!!と思い込ませていた毎日。
倒れた時、驚きよりも、「やっぱりそうだよね〜。」と納得しながら倒れている自分がいた。
原因は、いわゆるオーバーワーク。
誰に強要されてるわけでもないフリーランスなのに、頭の隅に永住している不安がそうさせた。セルフブラック。
ビジネスの成長期だからといえばそうなのかもしれないが、自分の回し方や時間の使い方が未熟だっただけ。
そこから約1ヶ月半、全てをキャンセルし強制休暇に入った。
何もしない毎日。家族には心配をかけたけれど、しっかり睡眠時間をとり追われない日を数日過ごしただけで、回復が凄まじい。
寝る、先を考えすぎない、体調最優先で過ごす。
そういう毎日を過ごしていたら1ヶ月過ぎる頃には普通に仕事ができるまでに回復。
今は超全快!無双状態。お仕事待ってます♡
とはいえ「体の声を聞く」みたいなことは意識して過ごしている。
限界超えたら拓けた世界
限界を超えたことをきっかけに変化したことがある。
それは"香り"に興味が湧いたことだ。
呼吸を整えたり、太陽を浴びたり、筋肉を意識しながら運動をしてみたりと"感覚を研ぎ澄ます"行為を意識した結果なのかもしれない。
元々他人が気づかない匂いにも気づくタイプだけれど、香水はたまにつける程度だし、匂いのストライクゾーンがとても狭い人間だった。
柑橘系さわやかな香り以外は、全部臭いと感じていた。
フレグランスを扱うショップに行って試してみても、ほぼ全てクサイとしか思えなかった。
そんな私の転機。
休養期に娘と出かけた雑貨屋さんでふわっと漂ってきた香りが、そのままふわっと脳に届くような感覚があり、本能が感じた「もっと嗅ぎたい」。
でもそれは私が今までクサっ!と思っていたラベンダーの香りだった。
リラックスする香り代表のラベンダーだけれど、何度チャレンジしてみてもクサっ!としか思えず、相性が悪いはずのあのラベンダーを嗅ぎたいと思った。
他の香りも試してみる。ウッディ系も苦手でクッサァ!!!!だったはずなのに、これはこれで深く入ってくる感じが心地いい。
そこから興味が湧き、今や気分に合わせて香りを楽しむまでになった。
好きな香りに包まれながら深呼吸をするととても安らぐことを知った。
休養期は、ここで書いている以上に匂いに助けられた。
アロマテラピー
本当にテラピーだった実体験。
クサイ(と思っていた)ラベンダーに助けられた。
そんなこんなで興味が湧いたから、アロマ検定1級を取得。
まずはヒーローを知るところから。
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