見出し画像

#6 「五択を並べる」

「一番好きな●●は何?」と言う問いがあまり好きではない。

理由は、「一個だけは厳しい...!」の”一個”にて。

食べ物、映画に音楽、芸能人から、テレビに本に色に季節に....etc...

もしかしたら、絶対的な一番が少ないであるとか、自身が優柔不断で有るとか、浮気性の心変わりが多いとか、起因する点は幾らか有るのかも知れないけど、

絶対的一番の横には、対比となる絶対的二番があったりするし、一番だけで、人と成りみたいな物を決めつける風潮が嫌いなのかもしれない。

ハンバーグが大好きな人でも、寿司が好きな人もきっと多いだろうし、
ロックが好きな人が、ヒップホップを聴いちゃいけない訳でもないし、
ミステリー好きでも、時にはラブロマンスに触れたい時だってきっとあるハズ。

きっと、その時のテンションとか感情とか、下手すると、世の中の流行り廃りなんかにも左右されたりする物だったりするのでは?とも思ってみたり。

何が言いたいかと言うと、そんな事聞いてくれるな!と言った、否定・批判的な話ではなく、

「すみませんが、みなさん。一個とは言わず、最低でも五個は聞きませんか...?」

と言う、お願い、提案。または、せめて二択位にはさせてください、と言う、お願い、提案。

誰も聞きたくないのは重々承知で、
自分の今の「五個」を備忘録。

・好きな食べ物五選
おでん
すじこ
明太子
寿司
麻婆豆腐

・好きな映画五選
仁義なき戦い(出来ればシリーズで...一択であれば広島死闘編)
KANO
バックトゥー・ザ・フューチャー(出来ればシリーズで...一択であれば”1”を)
BACKBEAT
キャデラック・レコード

たまたま、このページにたどり着いて頂いた方が、そろそろ、戻るボタンを押す姿が想像出来るので、この辺で止めておこう。
(赤の他人の趣味嗜好、ご静聴ありがとうございます!)

それでも、「あ!サバの塩焼きが選考漏れだ!」とか、「アメリカン・グラフィティと、幸せの黄色いハンカチはいいのか自分!?」と、後悔に似た自問自答感すら残る。

五択でもこれだけ、後悔を伴うのに、一択が如何に残酷な選択である事が、少しでも共感を覚えて頂けたら嬉しい限りです。

だからこそ、自分自身は相手に同様の質問を投げかける時には、最低五個を心掛ける。少しでも相手の興味関心の糸口を見つける為に。

ただのコミュニケーション下手なのかもしれないけど、一個では開かない扉も、五個あれば開く扉もあるかも知れない、そんな期待の表れかもしれない。

ただ、もし自分自身に一生を添い遂げると誓った伴侶が出来たら、

「間違いなく貴女一択だ」
と力強くいってみたいものである。

お後が宜しい様で。

※追伸。タイトルは誤植ではありません。意図的な「五択」です。正式には「御託」です。念のため。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?