大鰐温泉もやし
安くて手軽に野菜が摂取でき、年間通して手に入るもやし。
実は、そんなもやしの高級品があるのをご存じでしょうか。
値段は、なんと一般的なもやしの約10倍です。
この記事では、青森県大鰐町で栽培されている幻の食材、「大鰐温泉もやし」(おおわにおんせん)をご紹介いたします。
<h2>幻の食材「大鰐温泉もやし」とは?</h2>
青森県大鰐町は、800年以上の歴史ある温泉の名所として有名です。
その特色を生かし、栽培されているのが「大鰐温泉もやし」です。
水道水は一滴も使用せず、温泉熱と温泉水だけを使用し、温泉熱で温めた土に大豆を直接蒔いて栽培しています。
350年以上前から現代に受け継がれている、津軽地方に伝わる伝統野菜の一つです。
大鰐温泉もやしは地元で70%が消費され、県外に出回るのは残りの30%程度です。
手に入るのは大鰐町の産直店くらいで、東京では渋谷や浅草などでは高級品として提供されている貴重な食材です。
収穫は主に11月~4月頃ですが、近年はメディアで取り上げられることも多く、その人気ぶりは生産が追いついていないほどです。
<h3>大鰐温泉もやしの味や見た目の特徴</h3>
大鰐温泉もやしの見た目の特徴はその長さです。
およそ40cmのもやしを、昔と変わらず藁を用いて束ねています。この作業は、現在も手作業で行われています。昔ながらの製法を守り、伝統がしっかりと受け継がれています。
味の特徴は、独特の香りとシャキシャキとした歯ごたえです。
温泉熱で土を温め、1週間かけてゆっくりと育てることで、シャキっとした歯ごたえが生まれます。
さらに、独特のうまみがあり、味の良さと品質の高さも人気の秘密です。
水耕栽培と違い、土を使用し育てているためほのかに土の香りも感じられます。
そんな大鰐もやしを美味しく食べるレシピをご紹介します。
<h3>大鰐温泉もやしの栄養価</h3>
大鰐温泉もやしは、水耕栽培に比べ土からの養分を吸収しながら育ちます。
カルシウムや鉄分などのミネラル、ビタミンBやビタミンCが通常のもやしより豊富です。また温泉水にもミネラルが豊富に含まれていることから、発芽する事で大豆の時よりも約2倍近い栄養素が含有されるといわれています。
効率良く栄養を摂ることができ、栄養面でもとても優れた食品です。
<h2>大鰐温泉もやしを使ったレシピ</h2>
大鰐温泉もやしは、”豆もやし”と、それより細い”細もやし”があります。
”豆もやし”は味噌汁や炒め物、ラーメンのトッピングに、”細もやし”はおひたしや和え物として食べるのがオススメです。
そんな大鰐温泉もやしのおすすめレシピを紹介します。
<h3>大鰐温泉もやしの天ぷら</h3>
少量の小麦粉をもやしにまぶし、
天ぷら衣に潜らせ揚げていきます。
衣を少なめにすれば一本ずつサクサク食べれるおつまみに、
衣を多めにかき揚げのようにまとめてあげればご飯のおかずにも良いです。
細もやしを使ったレシピ多いですが、
豆もやしを使いサクサクになったヒゲ根まで楽しむのがおすすめです。
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