「市場を啓蒙する」というマーケティング
こんにちは、株式会社Housmartでマーケティング責任者を務めている近澤です。
最近はSaaSマーケティングについての記事ばかり上げているのですが、こんな感じの仕事に全く関係ない投稿もしています。
さて、今回はSaaSマーケティングにおいて「市場を啓蒙することの重要性」について書かせていただきます。
私の会社が提供している不動産仲介に特化したSaaS「プロポクラウド」もサービスの市場自体が出来上がっておらず、市場の啓蒙から始めていく必要がありました。
追客の必要性が認識されていなかった
プロポクラウドは売買不動産仲介に特化した追客サービスなのですが、まずは「追客の必要性」を啓蒙していく必要がありました。
不動産の購入を検討している人は3ヶ月や半年、場合によっては1年くらいのスパンで検討していることが多く、1ヶ月や2ヶ月で購入まで至る人は全体の中でも1~2割くらいしかいません。
残りの8割くらいは長期で検討しているいわゆる「そのうち客」になります。
このこと自体は不動産営業担当者も肌感などから理解していて、課題感自体は持っています。しかし、人はどうしてもすぐに契約に繋がりそうな短期で検討している「今すぐ客」への対応に集中してしまいます。
そのため、そのうち客に対してもきちんとフォローしないといけないと思いながらも日々の業務が忙しく、なかなかフォローできていないというのが実態になります。
中にはきちんと追客することが大事だと感じてやられている方もいるのですが、ほとんどの方はそのうち客に対して追客するという発想がない状態です。
なので、「そのうち客に対して追客することが重要ですよ」ということを啓蒙して、課題に対する解決策を認識してもらうことが重要だなと感じました。
まずは市場の啓蒙から始めることが重要
そこで、ウチではまず追客の必要性を感じてもらおうと「不動産売買仲介において追客が重要な理由」というeBookコンテンツや広告、セミナーを開催することで市場の啓蒙から計っていきました。
これはコンテンツマーケティングを始める際に一番最初に作ったコンテンツになります。
うちのコンテンツマーケティングの取り組み自体はこちら↓
新しいサービスは往々にしてそもそもそのサービス領域のニーズが認知されていないことは多いかと思います。
そういったサービスを広げていこうと思ったら、サービスの良さを訴求してもあまり振り向いてくれないのではないかと考えています。
その市場(ウチだと追客システム)の必要性を啓蒙していくことで、ニーズを作り出すことが重要なのではないかと感じています。
最後に弊社ではこのバーティカルSaaS「プロポクラウド」のマーケティングポジションで採用を強化しているので、興味があればぜひ見ていってください。
魅力としては
・2021年10月に7億円の資金調達に成功
・サービスのアーリーフェーズのマーケティングを経験できる
・BtoBマーケ、バーティカルSaaSのマーケティングを学べる
といったものがあります。