見出し画像

日々是納豆 Vol.4【漬物編】

これまで 710種の相性を探ってきた中で、やはり鉄板のウマさは漬物系。比較的どの漬物を合わせても、納豆との相性はいい。そこで、Vol.4 ではいろいろ試した漬物の中から、いくつか紹介します。


■おしながき

・梅干し(南高梅)納豆
・野沢菜納豆
・奈良漬け納豆
・そら豆の浅漬け納豆
・新しょうが納豆
・福神漬納豆



梅干し(南高梅)納豆

用意したのは、大粒で果肉の柔らかな紀州の南高梅。あまり意外性のない、納豆と梅干しという組み合わせではあるけど、この南高梅との相乗効果はなかなかすごい。

酸味と甘みのバランスが絶妙で、果肉も柔らかくものすごくフルーティー。しかも、この味わいが納豆と本当によく合っているし、さっぱりとした上品な納豆という感じ。梅干しにもたくさん種類があるけど、美味しい梅干しがあれば、ぜひ日常食べたいと思う納得の一品。

■ナットク度 <・・・・・|☆☆☆☆・>

チューブ入りの練り梅でも試しているけど、それはまた機会があればまた掲載するかも。



野沢菜納豆

納豆と漬物の組み合わせはとても美味しく、これもその流れで試したもの。インパクトや意外性はないものの、野沢菜の漬物は葉と茎の食感がそれぞれ楽しめるし、また程よい酸味が納豆と合っていて美味しい。

■ナットク度 <・・・・・|☆☆☆・・>



奈良漬け納豆

酒粕の風味が強くてちょっとクセがあるから、納豆と合わなくもないけど少し気になるかな。でも、奈良漬けって好みが分かれるから、この漬物が好きな人は結構いけるかもしれない。

ちなみに奈良漬けは1300年以上前から存在したといわれる漬物で、白瓜を酒粕で漬けたもの。あんまり食べ過ぎると酒気帯びで捕まるらしい。

■ナットク度 <・・・・・|☆☆・・・>



そら豆の浅漬け納豆

皮ごと漬けてあったそら豆を、皮をむいてから納豆に。青々とした見栄えも初夏らしく、なんとも食欲をそそる。

実際の味はというと、あっさりしていて美味しい♪

大豆とそら豆、二つの豆の食感が舌に心地よく、そら豆の風味もいい感じでふんわり。浅漬けならではの塩加減も程よくて、思わず箸が進む。インパクトはまったくないけど、汗ばむ季節の朝ご飯などにも合いそうな、あっさり美味しい初夏の味になった。

■ナットク度 <・・・・・|☆☆・・・>



新しょうが納豆

これまで試してきた経験からすると、生姜と納豆の相性はバツグン。今回は、見た目も華やかな、淡いピンク色の新しょうがの漬物と納豆を合わせる。

酢漬けにした新しょうがの酸味が納豆に合っているし、程よいやわらかな食感もまたバッチリで美味しい。食卓に新しょうがの漬物があるときはぜひお試しあれ♪

■ナットク度 <・・・・・|☆☆☆・・>



福神漬納豆

カレーにはなぜか必ずと言っていいほどついてくる福神漬。漬物は漬物でもこれは発酵していない。発酵した漬物の酸味は納豆によく合っていて美味しく食べられるが、福神漬はいかに。

見た目はあざやかに仕上がったけど、福神漬は甘さの方が引き立っていて、口に含むとどうしても気になる。率直に言って、納豆には合わないかな。やはり福神漬はカレーのお供に、だね。

■ナットク度 <・・・・★|・・・・・>




※ナットク度の評価目安は下記リンク先のページを参照ください。
※基本的に納豆は市販の中粒を使用。醤油を程よく絡めた状態でそれぞれ試しています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?