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ロンドンカレッジオブファッションでの学生生活と学び【第一弾】
初めに
10月に入り、London College of Fashion のGraduate Diploma Fashion Management コースがスタートした。このコースを通じて、ファッション業界が直面する持続可能性や消費者行動の複雑さについて深く学び、同じ詩を持つ仲間と共にチームで課題に取り組みました。今回は、10月の学びを振り返りながら、特に印象深かったエッセイとプレゼンテーションの課題について紹介したいと思います。この記事がUniversity of Arts London や London College of Fashionでの学生生活や学びに興味を持つあなたの役に立てることを願っています。
ファッションマネジメントコースの概要
このコースは、ファッション業界における実践的な知識やスキルを身につけるためのプログラムです。コースは座学だけではなく、現実の課題などに対するクリエイティブな解決策を求める実践的なプレゼンテーションが毎回のセミナーで行われます。今月の大きな課題は、消費者行動と企業の持続可能な取り組みについて掘り下げるもので、責任ある生産と消費というテーマで業界の課題に真摯に向き合う姿勢が求められました。
エッセイとプレゼンテーション
最初の課題は、エッセイとプレゼンテーションだ。私たちが執筆したエッセイのタイトルは、「私たちのファッション消費が意味するもの: UALの学生3人の態度と行動」。このエッセイでは、約1ヶ月間で一次調査と二次調査を通じてグローバルなファッション消費者の理解の立証のために学術的な議論の仕方に従い、非常によく研究・組織・持続された主張をプレゼンテーションすること、ファッション衣料を購入する動機となる社会的環境の影響についての理解をすること、ファッション業界における消費者の意思決定の複雑さを知ること、消費者がどのように行動するのかを知ること、ファッション消費者の批判的な理解を得ることが期待されました。このエッセイを通じて、倫理的な消費が求められる社会で、ファッション業界によって駆動される製品の計画的陳腐化という社会問題や、永遠に終わりのない新しいものへの渇望に対処するUALの生徒たちは、その服に内在する自分とって大切な美的感覚、精神的繋がり、道徳心、身体感覚を衣服を着るというを通じて確かめ、強化する手段としてファッション消費を行うことを立証しました。
一方、プレゼンテーションのタイトルは、「ファッション消費を減らすために、ファッションビジネスは何をすべきか」でした。この背景にあるのは、企業はビジネスを継続するために、ファッション製品を提供するという自分たちの得意なことを続ける必要があるが、特にファストファッションのビジネス慣行が持続可能ではないということ。このプレゼンテーションでは、3人チームで行い、全てのスライド、言葉、画像を統一し、プロフェッショナルな体制を整えること、今何が起きているのか、(ファッション)企業がどのような取り組みをやっているのか、そして将来何が起こりうるのかを考え、どのように改善できるかという非常に実践的なプレゼンテーションを行うこと、チームワークを発揮することが期待されました。プレゼンテーションの撮影チームも導入された形で発表しました。このプレゼンテーションを通して、どのようにチームで協力して良いプレゼンテーションにするかという人間的な成長を感じれたのはもちろん、実際にリサイクルポリエステルは本当に持続可能なのか、牛や豚の皮を使うのは本当に非倫理的なのか、複合繊維のリサイクルの難しさ、服の長寿命化をどのように図るか、本当の環境コストを払うためのインセンティブはなんなのか、返品問題にどのように対処するか、大量生産モデルから抜ける方法はないのか、など様々な視点からの議論を行い、ファッション業界のファッション消費問題に対する理解とその問題に企業がどう取り組んでいるのかという実践的な理解を得ることができ、実際に持続可能性の追求する際の複雑さを知ることができました。
セミナーとランゲージデベロップメント
また、エッセイとプレゼンテーションに向けて準備していく中で、週二回のセミナーと週一回のランゲージデベロップメントがありました。セミナーの方では、毎回2時間のファッションマーケティングやマネジメントの講義と特定のテーマに即した実践的なビジネスアイデアに関する準備を含めた2時間のグループプレゼンテーションがありました。そのプレゼンテーションでは、以下のようなものがありました。あなたは高級ファッションブランドで働いています。返品率が高いという問題をどのように解決しますか。アイデアを三つあげてください。その際、あなたの解決策に係る潜在的な財務コストを全て正当化しなさい。というプレゼンテーションがあったり、他にも、あなたは読者の維持と赤字に苦しんでいるCONDE NAST社(フランスのメディア)の面接を受けることになりました、、面接の質問の一つはこうです:「あなたの世代がもっと儲けるために、私たちのビジネスをどのように組み立てれば良いでしょうか?」説得力のあるアイデアを三つ発表してください。というプレゼンテーションが本課題とは別であり、非常に実践的かつ既成概念にとらわれないビジネスアイデアを考え、発表するという機会もあり、意義のあるものだと感じています。
週一回のランゲージデベロップメントでは、エッセイやプレゼンテーションの準備に役立つ専門用語の解説や、課題の意図を深く理解するための評価事項の解説とそのアプローチ方法(構成〜参考文献)などあらゆる講義をチューターがしてくれるため、メインコースの補足的な役割でエッセイとプレゼンテーションの質向上に大いに役立ちました。
学校外での学び: ファッションウォーク
学校外では、コースの一環として、チューターと仲間と共にファッションウォークと題したロンドンのファッションデパートメントやブティックを巡る研究会が定期的に開催され、ロンドンのファッションシーンやブランドの歴史、マーケティング戦略について直接学ぶ機会があり、教室では得られない現地での学びを深めることができました。実際に商品を手に取ってみたり、ショップのディスプレイや店員の顧客対応などを観察することでとても有意義な時間を過ごすことができました。それ以外にも、美術館賞や飲食、街散策など、純粋にロンドンの街を楽しむことができます。
次の挑戦
来月からは、ファッション組織とコミュニケーションのユニットが始まり、また新たな課題に向けて取り組むことになるので、気合を入れて全力で頑張りたいと思います。また、来月からエンタープライズチャレンジというLCFの年一回のビジネスコンペティションが始まるので、そちらも気合を入れて頑張って優勝目指します。