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今月読んだ本 『GACKT超思考術』 GACKT

舎弟のみなさんお待ちかね!(笑)
魁 !! GACKT塾 開校です。

大ヒットした前作『GACKTの勝ち方』に続いて、再び北里洋平さんとタッグを組んでいます。

そう。ヤンチャなヤツらはだいたい友だち。ここぞという場面では必ず腕相撲で白黒つけることでお馴染みの北里さんです。
去年の春に北里さんの本もレビューしましたので、よろしければ覗いてみてください。
https://note.com/mangokiwi804/n/n30c2ec02267d



さて、本書の表紙をご覧ください。金の脳みそを持ったGACKT氏が佇んでいます。
我々に知恵を授けてくれるようです。
(バラエティ番組好きの私は、金の脳といえばトリビアの泉が浮かんでしまいましたが)


本書は、超わかりやすい見開き構成。
GACKT氏の超思考術を超お手軽に超速習得できる本となっております。様々なケースの疑問、悩みにGACKT氏が直接答えるQ&A形式で、実際のビジネスや生活に即活用することができます。全体のポイントとなる思考を、「要はこういうこと」として、わかりやすいエッセンスとして抽出。
見開きの右ページでは、GACKT氏の思考をさらに詳細に解説。重要な点は下線で目立ちやすく、短い時間でも手軽に学べます。
結びでは、時に厳しく、時に優しいGACKT氏のアフォリズム(格言)を掲載。超思考をインストールします。
北里さんのYouTubeにあった解説がわかりやすかったので、部分的に引用させていただきました。


ページごとに話題が変わるので、本を集中して読み続けるのが苦手という人にも読みやすいですし、自分にビビッときた見出しから入るというのもありです。

ただですね。
こちら なっかなかのスパルタ本です(笑)
年も新しくなりこれから気合いを入れ直したい人、何かを成し遂げたい人、元々負けず嫌いの人、我こそはGACKT兄さんの舎弟!、あるいはドM、いう方には強くオススメしますが、今まさに心の病を抱えてる人、あるいはショックな出来事が起きたばかりの人は、少し時期を見計らってから開いた方がいいかも(^_^;)


世間の流れとして、そのままの君でいいんだよ、無理しなくていいんだよ、という風潮が強い昨今。こんな時代に、アンチを唱えるかのごとくわざわざ子ライオンを谷に突き落とすムキムキ本です(笑)
こういうものがウケているということは、〝優しい世界〟も結構だけど優しいだけじゃ渡っていけないだろ、男に生まれたなら何か成し遂げて死にたい!と内心思っていた人も多いのかもしれません。
その潜在ニーズに応えたから前作『GACKTの勝ち方』もヒットしたんでしょうね。


では、正直自分は負けず嫌いではないし、かといって今は特別辛くもない、普通なんですけど・・・という人。
ビジネスで成功するつもりもないし、GACKTさんにめちゃくちゃ心酔してるわけでもないんですが、そんな自分にはどうなんでしょう?という人には?
もちろん問題ありません!ぜひ開いてみて下さい。
パワフルなGACKT氏の考え方に触れるだけでも何らかの刺激を受けられます。
そして、そのエネルギーがあまりに強すぎて逆に凹んでしまった人には、このレビューの最後に私なりの処方箋を用意しておきます(笑)



それでは、内容に入って行きましょう!

唐突ですが、あなたには目標はありますか?
達成のためにはきっといくらかお金も必要になってくるでしょう。GACKTならばこうする。


 P.72〜73 ( 理想の金額を稼ぐ秘訣 より)
 稼ぎたい金額から考えるんじゃない、欲しいモノから逆算しろ。そのためにボクは【欲しいモノリスト】を作ることを勧める。
欲しいモノ、行きたい場所、やってみたいコト・・・全部書け。


 P.218〜219 ( 夢は必ずある より)
 【夢】なんてモノは、立派な目標である必要も無ければ、「他人からどう思われるか?」などと気にする必要も無い。
もし【夢】が思いつかないのであれば、【欲】と言い換えて考えろ。(中略)
どんなに卑しい【欲】であったとしても、それはオマエにとって叶えるべき立派な【夢】であり、成功を手にするための、もっとも重要な人生の原動力だ。



どうでしょう?なんか、やる気がみなぎってきませんか?
欲しいモノというのはよくよく考えてみると、目に見える物質だけではないんですよね。



 P.222〜223 ( ライフスタイルの組み方 より)
まずは、オマエのプライオリティを自分で把握しろ。そのうえで、懸けたい部分に全力を懸けられるよう、周りも巻き込んで体制を整えろ。(中略)
仕事ばかりだった日々のあと、40代に入った頃のボクは、【自分の時間を作ること】にプライオリティを置くことにした。(中略)
人生の優先順位は、常に自分の新たな欲求に伴い、柔軟に変化していくものだ。



では、夢を叶えるために何をすれば良いのでしょうか?
まずは情報がほしいところ。
玉石混交の情報からGACKT氏はどうやって欲しい情報を得ているのか?


 P.142〜143 ( 価値ある情報の捕まえ方 より)
 人は本当に大切な情報のすべてを、わざわざネットには晒さない。(中略)情報は人から得るモノ、その前提を疎かにせず、どんどん人と話しにいけ。


だそうです。ネットが発達して便利な世の中にはなりましたが、そこで得た情報が全てと思っていては大切なことは見えてきません。
ところで、世の中には成功者と呼ばれる人がいますが、彼らは実際どんな人なのでしょうか?



 P.38〜39 ( 運を待つな、掴みにいけ より)
 成功者とは、実力で運を掴み取る者たちのこと。
その運を掴むまでには、他人が知り得ない、血の滲むような努力と、積み重ねてきた行動がある。
そして、ようやく圧倒的な結果を出したときに、周囲はその成功者を【運がいい人】だと勝手に思っているだけ。



また、闇雲に誰でもいいから会いに行けばいいかというと、そうではないようです。


 P.140〜141 ( アドバイスを聞くべき相手 より)
 多くの人にアドバイスを求めるな。
【自分が目指す場所】にすでにいる人に的を絞り、その人たちの言葉の中から、ピンときたモノだけを、心に刻め。
経験に直結しない言葉は所詮、机上の空論だ。
先人たちの経験を通じたきちんと身が入った言葉がオマエの道を切り拓く。
ボクならば、【自分の目指す道を行く、先人】というピンポイントで、【アドバイスを求める対象人物】を絞る。
なぜならば、彼らは【最短距離】【最短時間】で、ボクが目指すゴールに到達する方法をすでに知っていて、なんなら、やってのけた経験すらある先輩方だからだ。
さらに、彼らに聴いたその言葉の中から、己の感覚を信じて、【自分自身】や【今の状況】にピンとくるモノだけを選び取る。
【自分が目指す理想の場所】を知っていて、ゴールの形が見えているのは、自分しかいないからだ。


すごい説得力です。至極ごもっともで、ぐうの音も出ません。
そんな、学びの多い先輩方とは、どのように関わっていけば良いのでしょうか?


P.96〜97 ( 真似することを躊躇うな より)
「真似したくない」、という小さなプライドをまず捨てろ。
オリジナリティなどというモノは、上手くいったモデルを真似たうえで経営を始め、軌道修正、付加価値の創出を繰り返し、洗練されていった結果、生まれてくるモノだ。
成功し続ける人間は、他のモデルを真似することを厭わない。


 P.162〜163 ( 可愛がられる【後輩力】 より)
ボクと会うと気を遣ってくる後輩は多いが、ボクも人間。
些細なボケなどにツッコんでくるヤツは、やはり可愛い。(中略)
まずはきちんと敬意を持って接しろ。
丁寧なコミュニケーションを重ねる中で、心の距離が近づき、敬語など気にならなくなった頃、兄弟のような仲にさえなれる。
YOSHIKIとボクの仲は、丁寧に重ねたコミュニケーションの最終形。


このように人間関係の秘訣まで教えてくれています。しかし、時には合わない人にも遭遇するものです。そんなときGACKTならどうするか?


 P.160〜161 ( 否定的な上司をも圧倒する より)
先輩方にいくら【生意気】と言われても、言い返しはしない。
圧倒的な結果で返事をする。


本書には、嘘つきの見抜き方や、自分の夢を邪魔する人への対処も書かれています。
GACKT氏も、おそらく何度も痛い目に遭ったのでしょう。
騙された人へのアドバイスもありました。



 P.228〜229 ( 武器を捨てろ より)
 恨むのではなく、許すことから始めろ。
銃を下ろせと言いたいがために、銃を向けるんじゃない。
まずは、オマエが下ろすんだ。
もちろん、これは大きな勇気がいる行為だ。
その優しさと勇気を、相手にだけでなく、自分自身に示すことから、すべては始まる。
そうすれば、オマエは因果応報の道から外れることができる。


P.170〜171 ( ストレスでレベルを上げろ より)【生きる】ということは、様々なストレスをいかに克服し、攻略するかというゲームだと考えろ。



キビシイ。けれど、励まされる言葉でもあります。
GACKT氏と言えば、カラダを鍛えているイメージも強いです。
ところが、本人は健康マニアではないし、トレーニングは楽ではないと語ります。
では、どんな気持ちで臨んでいるんでしょう?


 P.184〜185 ( 無茶ができる理由 より)
 カラダを壊さないために、無茶の利く状態でいるために、食事とトレーニングで、プラスマイナスゼロにしている感覚だ。
本気で遊ぶからには、本気で鍛える。
すべてはトレードオフ。
「健康のために楽しいことを我慢する」
そんなことを言うくらいなら、とことん無茶して遊ぶため、健康に気を遣え。
我慢ばかりの人生に、なんの意味がある?


 P.192〜193 ( 休まない選択肢 より)
 ボクは、体調が悪いときでも、「こんなときは休もう」という思考にはならない。
風邪を引いていても、熱が出ていても、トレーニングは怠らない。(中略)
なぜか?
そんなときだからこそ、得られる感覚があるからだ。キツいと感じる状態であっても、自分がどれくらい動けるかを知る、良い機会だと捉える。(中略)
オマエは、自分の限界を感じたことがあるか?
ボクは何度も、自分の限界を感じた。
そして、その限界を、必死で押し拡げてきた。
だからこそ、今のGACKTがいる。


P.200〜201 ( 自分のカラダを好きになれ より)ボクもオマエも、結局このカラダで、この自分で、生きるしか道はない。
ボクは自分が嫌いだった。(中略)
まずは、やるべきことをやり、自分を褒めてやれ。(中略)
自分の理想に向かってあらゆることに挑戦していれば、いつのまにか変わった自分にとって、【嫌い】な部分が気にならなくなる日が来る。
そして、何かに没頭して無我夢中で生きてる人間は、嫌いな部分のことを考えている余裕すら無くなる。


GACKT氏なりの哲学がしっかりあった上でのトレーニングだったんですね。だからしんどくても続くのでしょう。
健康になりたくてではなく、本気で遊びたいからっていう理由なら我々も納得できます。
まぁ、あんなにストイックにはなれませんが(^_^;)


いやぁ〜、名言だらけでどこを省いていいのか非常に難しかったです。あまりに引用し過ぎても良くないですし。。。付箋の付け方を見て私の苦労が伝わるんじゃないでしょうか(笑)
これでもホントに一部分なので、もっと知りたいと思った方は、ぜひポチリましょう!



では、ここからは名言ではなく迷言いってみましょう。
GACKTさんといえば、バラエティ番組にも登場し、クールな外見ににつかわしくないほどのサービス精神を発揮してくれていますが、本書の中にもそういった一面が垣間見える所があります。例えば



P.53 GACKTの【課題ノート】は月刊少年チャンピオンほどの厚みがある。



とか(笑)女子はピンとこない!
こういう所からも男性向けに書かれた本なんだなぁと思いますが。
女性の話題も度々出てきます。



P.213 ボクはいまだに毎日いいオンナを抱き、人生の悦びを感じている。



・・・兄さん。
そういうことをズバリ言うから反感買うんですよ?(^_^;)
女性のファンの方は、こういうの見てどういうリアクションとるんだろう?
ちなみに私は、どこかの番組で「若い頃に比べたらやっぱり性欲も落ちてくるじゃないですか」って話してるのを見たのを覚えてて、そうかGACKT様でもそうなるものなんだって思ってたけど・・・え?毎日??
落ちたとしても毎日なのか!!!
ってことは若い頃は?!!?あな恐ろしやっ!!


そして、こんなことも言ってました。



P.221 オマエがボクのようになりたければ、マレーシアに来い。



兄さん!今マレーシアにおらんやん!!
(北里さんのYouTubeで知りました)
本を書いた時にはそのつもりはなかったんでしょうけど、、
会いたい時にアニキはいない!!


そして私が一番ひっかかったのがこれ ↓



P.70 仕事やプロジェクトの成功までの過程にもリズムがある。
そのリズムを表現するなら「ツッタカターン」だ。




「ツッタカターン」
そっか!なるほど「ツッタカターン」か。
・・・とはならないからっ!!!
私に芸術的な感性が足りないから理解できないの?
いや、これビジネスの話だし!
V系兄さんの中でも、GACKTさんは かなりしっかり者の方だとは思うけど、それでもやはり不思議ちゃんの要素はどこかにあるもんだなぁ(^_^;)




どうでしょうか?
GACKTパワーに打ちのめされてしまいましたか?
兄さんサイコー!と痺れていますか?
結構、挑発的な表現も出てきますからね。
もしも凹んでいたら、処方箋があるとお伝えしました。

そんなあなたにゴールデンボンバーの『欲望の歌』を贈ります。ミュージックビデオと歌詞も見てもらえると幸いです。
これは、GACKT様の舎弟・・・ごほん。「後輩」の中でも、もっともお茶の間に名前と顔が知られた男、鬼龍院翔が作った曲です。
GACKT様に憧れ、美しく才能に溢れた男になりたいと夢みてもがいて、結果どこか屈折してしまってるのに、何故かお茶目で笑える。
耽美でダーク、V系の先輩へのオマージュと笑いとが、良い感じにまぶされた己への絶望。
それでいて個性も際立っていて、作品としても優れています。第九のコーラスがアレンジされて入ってくるアイデアも面白い。

憧れに向かって頑張ってるのに上手くいかなくて、返って絶望を感じてしまった人には、笑いながら共感できる作品だと思います。

ただ、私が言いたいのはそれだけではありません。鬼龍院翔さんがコロナ禍になってからどんな行動をとったか、ご存知でしょうか?
V系の中でも、彼は行動に移すのが特に早かったと思います。
元々、面白動画からブレイクした彼らですが、メンバー全員が一堂に会さなくともファンを楽しませられるコンテンツを次々に発表してくれました。
私はゴールデンボンバーのことを好意的に見ていたものの大ファンとは違いました。それでも、本来ツアーで回るはずだった地方にまつわるリモートトークを、メンバーでワイワイするという動画、結講楽しみにしていたんですよ。こんな方法もあるのか!と感心しながら。新潟なら新潟の公演予定日に配信するという演出もニクイね。

鬼龍院さんはV系の中でも1、2を争うほどファン想いのアーティスト。自身も不安だったはずの時に、誰よりも早く自分にできることをやっていたのは素晴らしかったです。もちろん、自分で考え、自分で行動に移したのは鬼龍院さんご本人ですが、これは日頃のGACKTさんの指導の賜物でもあったのではないかな?と勝手な憶測ですが私は思いました。

そして、憧れに向かって必死にもがいてるうちに、いつの間にか唯一無二の存在になれてることだってあるんじゃないかと。
そんなことを教えてくれる存在です。逆に言うと、GACKTさんには救えない人も、鬼龍院さんに救われてることだってあるんじゃないかな。なので皆さん、凹まずに生きていきましょう(^-^)
きっと何かにはなれている。



では結びにGACKT様のこの言葉を。

 P.230〜231 ( 暗闇の星空 より)
 灯りの無い夜には、本は読めない。だが、見上げれば星空がある。
同じように、現状でできないことに絶望するのではなく、【今だからこそできること】にフォーカスしろ。

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