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今月読んだ本と漫画


『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』ジュリア・キャメロン
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』八木仁平
『反応しない練習』草薙龍瞬
『死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威』岡田尊司
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
『うちの猫がまた変なことしている』卵山玉子


実はヒット作『嫌われる勇気』も読みましたが、読んですぐに売ってしまったので写真には写ってません。
読んだ方は分かると思いますが、対談形式の本なのでまとめられずに諦めたんです(^_^;)
これはもう完全に自分のせいっす。。


では、『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』から。
こちらは、どんな人の中にもアーティスト性があるという前提のもとに、それを再び甦らすための手法が載っている本です。平たく言うとね。
具体的には、朝一にA4サイズのノート3ページにわたって手を止めず思いついたことをなんでも書き出していく「モーニング・ページ」。
そして、連れもなくスマホも持たず無計画に散歩をすることで自分の中のアーティスト性を呼び覚ましていく「アーティスト・デート」。これらを著者はすすめています。
ネットを見ると、色んな人がA4サイズという規定を華麗にスルーしとった!ウケる!
私は様々なセミナー講師が「人が何年も苦労して編み出したものを勝手にアレンジすんな!」ってぶちギレてるのを見てるので、一応意味あるものとして忠実にやってみました。

キツかった(笑)

毎朝30分といってますが、私は3時間かかってしまいました。書きながら考えるのが習慣になってるのか、つらつらと浮かんだことをただ書くことが出来ず、このクセを取り払うのに苦労しそうでした。
逆に、普段書くことに慣れてない人がピュアな気持ちで挑む方が上手くいくのかもしれない💧
でも、本気で続けるガッツのある人は、ぜひとも著者のすすめる方法を試してください。続けることができたら、確かに色々蘇ってくると思います。


次に『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』。
自己理解に関する様々な教材を学んだ八木氏が、どんな人でも必ずやりたいことを見つけることができるメソッドを惜しみなく教授してくれる本。
図がふんだんに盛り込まれていて読みやすいです。
やりたいことが見つかりそうで見つからない。そのために、本来ひとつの方向へエネルギーを向けていたら何かしらの成果をあげていたかもしれない人も、力が分散してしまって何者にもなれずにいる。
こういう人は沢山いるし、きっと私もそのひとり(−_−;)
例えば自己理解を進めるときに、私たちはつい自分の好きなことってなんだろう?から考えはじめてしまいがち。もちろん、ゆくゆくはそれが大事になってきますが、いきなりそこから考えてしまうとつまずくことも多い。
このように陥りがちな〝ワナ〟って実は結構多くて、それらを、八木氏が丁寧に取り除いてくれる。そんな印象でした。

ちなみに私も本のワークをやってみましたが、元々八木氏とタイプがかなり似ているのか、自己理解関係の書物など昔から読み漁っていまして。
「あ、やっぱり私はこれを大事にしてて、これが得意で、これが好きなんだ!」
という結論に達して満足してしまいました(^_^;)
↑いや、行動しないと意味ないから!!


『反応しない練習』
こちらも話題の書ですね。仏教の思想に最近すごく興味があります。
仏教の何が良いって、信仰心持ってない人にも日常的に取り入れられる合理的な考えが溢れていますから!
マインドフルネスとかもそうですよね。
ちょうどこれを読んだ頃、イライラモヤモヤに飲み込まれそうなことがあったのですが、今では嘘のようにスッキリしています。

この本を読むきっかけになったのが、マコなり社長の
 あらゆる「悩み」を消す合理的な方法
という動画だったんですが、『反応しない練習』を踏まえた上で、彼なりの悩みの消し方をとても分かりやすく解説していました。
すごく良い動画だったので、本を読んでから何を書いていいか、いよいよ分からなくなりました(笑)
私の場合、前述の「モーニング・ページ」のように、良い子ぶらずに自分の感情を書き出してみましたら、結局ただ自分の正しさを誰かに分かってほしかっただけなんだと気づけました。
そうすると、
「そっか、そんなに私は正しいのか。
・・・で? 正しいからなに?(笑)」
って、自分で思うことができたんですよね。

悩みを我慢したり無関心でいるのとは違います。自分の悩みを正しく理解することが、執着を手離すために大事なんですね。
『反応しない練習』の著者さんはお坊さんなので、仏教に関する専門的なワードにも触れることが出来ました。
なんか薄っぺらい解説ですみません(^_^;)



『死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威』
こちらは、Kindleの試し読みをして、何か大事なことが書かれている気がする!と感じ、会社帰りに買いました。
それほど分厚くないですし、内容も私にとっては面白かったので、帰りの移動時間でほぼ読み終えてしまいました。

これ結構ヤバいのでは?と思ったのは、子どものADHDと大人のADHDでは原因が違うという説。
子どもの場合は適切に治療をしていくことで成長とともに症状は改善していくのに対し、大人の場合は治療をしても効果が認められない。これは、ADHDが原因なのではなく、家族など幼少期に自分の世話をしてくれた人との関係において生じた〝愛着障害〟によるものだから。

これ、本当にそうならば、大人のADHDを子どもと同じように治療しているお医者さん達にとって活字にしてほしくない内容ですよね。。。
お医者さん同士それぞれ色んな主張があるのは当たり前だから、なんとも思わないんだろうか?
まぁ、お医者さんの気持ちは私には分かりませんけども、こういう時一番困るのは患者ですよね。
プライドうんぬんを一旦置いといて、本当に患者さんのためになる治療を目指してもらえるのを祈ります。

あとは、保護者が途中で違う人に交代することが、子どもの心に大きな影響を及ぼしているという説も結構ショックでしたね。愛情を持って新しい家族を迎え入れようとしている人は、どう思えばいいんだろう?と。
その辺なんて書いてあったかなぁ?岡田氏の他の著書も探してみようかな。



『夜は短し歩けよ乙女』
これ、まだ最後まで読めてません。というのも、ヒロインがあまりにヒロインヒロインし過ぎてて、少々キビシイ・・・。
自分で自分のこと「ひよこ豆のように小さき私」って言っちゃう女の子・・・か。。
上手く言えないけど、明石家さんまさんがよく妄想する女の子みたいに掴み所がなくて、奇妙に感じてしまう。
やけに冷静に自分を客観視できている割に表現が可愛らしすぎて心の底が見えない。お前、本当の狙いはなんなんだ!?と。
このヒロインが大好きって人も世の中にはいると思うので、そういう方には本当に申し訳ないのですが。。。
私はちょっとキビシイです。。

あとは、赤玉ポートワインが出てくるんですが、あれ?改名される前の名前を使ってる。ってことは、これ現代の話じゃなくて昔の話なの?そう思って読み進めていくと携帯電話が出てきた。
やっぱり現代やんけっ!!!
じゃあなんで赤玉スウィートワインじゃなくてポートワインにしたの??モヤモヤしたので、その辺の事情を多少知ってそうな方に聞いたところ「間違えたんじゃない??」とのこと。
えー。。。
えーーーーー。。。。そうなの?
誰か事情をご存知の方は教えてくださいm(_ _)m


『うちの猫がまた変なことしている』
ディフォルメされた猫のイラストが昔から大好きでして、しかもユーモアのあるエッセイ漫画も大好き。
卵山さんちのトンちゃんとシノさんは、なるべくして一緒になったのが分かってちょっと感動しました。

猫好きの優しい旦那さんと多頭飼いするの憧れます(^^)
でも、元々猫好きだったくるねこ大和さんの旦那さんとは違って、卵山さんちは犬派だった旦那さんを洗脳したんですね(笑)
そうか、その手があったか・・・。


と、今月はこんな感じです。
読んでる冊数は多いけど、それだけに最初の方に読んだ本の内容がどんどん薄れてしまって(^_^;)
読むスピードが上がったことに書くスピードが追いつかなくなってきたんでしょうか。

読むジャンルも絞り込もうとか、一時 生意気なこと言ってたんですが、いやいや、そもそもの読書量が少ないのにキミは何を言っとんねんと。
読んでみたいと思える本に出会えただけでも嬉しいことですし。それを自分の言葉で誰かにシェアすることで、もしかしたら誰かのお役に立てるかもしれない。
だったらできることをやるだけ。
自分の影響の輪の中のことだけを考える。外のことや、他人のこと、変えられないことについて考えても仕方ない!
今年学んだ一番大きなことですね。

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