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「サイファー」編/05・ドキドキする戦いの決着の演出
主人公の能力でストレートに決着が着いてしまうと、盛り上がりに欠けるケースが多いです。
ハラハラドキドキする戦いが展開しても、戦いには決着をつけなければなりません。
その決着のつけ方にはいくつかのパターンがありますが、今回紹介するのは「絶体絶命のピンチの主人公が最後には勝つ」という決着のつけ方です。
前回の「04・ハラハラ・ドキドキさせる戦いの演出」では、主人公の能力が目覚めるところまで解説をしました。
どれほどの能力が目覚めたのかをどんな演出で見せるのかというと、「ストレートに敵を攻撃する能力」ではなく、「このタイミングで起きた地震?」と紛らわしい演出をあえてしています。
読者としては「どんな能力に目覚め、どう戦うのか」を期待しているので、読者を焦らす演出になっているはずですが、「地震を起こすほどの超能力?」と思ってしまう読者もいるかもしれません。
「何が起きたのか分からない」という演出は「え?なに?どうなったの?」となり、いわゆる「ミステリー状況」を提供しています。
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