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■「マンガ表現独特のテンポ」の解説

マンガ表現は基本的に「コマ」を使って「時間の流れ」を表現します。
同様に「コマ内」でも「時間の流れ」を表現します。

どういう順序で見てもらうかによって、適切な時間の流れを把握してもらうわけです。

しかし、一瞬で起きた「時間の流れを表現できてしまう」というマンガにしかできない表現があります。
芝居や映画でも表現しますが、「動き」が必ず必要となりますから「一瞬で起きた」ように思わせるような演出で「行動」を見せる事になります。

マンガの場合「コマの中に描かれた絵」は「「時間の流れ」を意識して描かれていますが、「時間の流れ」を調整することができます。

「瞬間が描かれた絵」でありながら、「時間が流れている表現」もできるのです。
これはマンガでしかできない表現となります。

文章による解説では分かりにくいと思いますので、一例をご覧ください(疾風天国・風のクロノアから引用)。

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