■「個性」が分かる課題
「オリジナルマンガ作品は個性の塊」なので、「個性が現れれている」のは明らかです。
しかし他の人と比較する基準がないため「具体的にどういう個性なのか」が判断しづらいものです
以前「フェーマス」で行っていた課題ですが、それを学校の課題でも行うようになりました。
フェーマスでは「マンガ家志望者のための課題」なので、「提出された作品の添削」がメインでしたが、つくばの専門学校では「マンガ家志望者」だけではなく「コミックイラスト志望者」も同時に授業を受けるため、課題の内容を変えなくてはなりませんでした。
「マンガ家志望者」は「オリジナルマンガの作成」がメインとなりますが、「コミックイラスト志望者」にはシナリオを用意して「文章をマンガにする作業のトレーニング」をしてもらう事になりました。
「ストーリー・タイトル・セリフ」全てが同じの1つのシナリオであり、「コマ展開(ページでどこからどこまで描くか)」も決めてあります。
違いが出てくるのは、「キャラクターのビジュアル」と「シナリオから何を読み取ってテーマをどう表現するのか」と「コマの中にどういう絵を描くか」であり、同じ内容のマンガが描かれているにもかかわらず、「描き上がる作品はまるで違うマンガ」になってきます。
比較しやすいため「個性」がクッキリ見えてくるので、講師としては「個人の能力」が明確になり判断が可能になります。
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