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新・ぼくはマンガ講師/まとめ9

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#マンガを描くのが好きな人

■「読み切り作品の冒頭導入部」にはどんなコマを用意すればいいのか

ストーリーマンガの場合、基本的には「メインとなる人物と背景」を描いておく必要があります。…

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■初心者は「なぜか斜めにコマを割る」

「マンガ表現」の授業で、マンガを描いた事がない学生には「斜めにコマを割る人」がいます。 …

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■ 持ち込みで編集者に「何を描きたいの?」と言われた人へ

マンガ専門学校の学生の作品を見ると、講師の私は「何を描きたいの?」と確認する事が多いです…

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■「何が描かれているのか分からないマンガ」の話

「何が描かれているのか分からないマンガ」と聞いて、「分からないのは何なのか」が分からない…

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■マンガ講師と学生の「信頼感」の話

マンガ講師として20年近くになり、さまざまな経験をしてきました。 「学生がマンガが描けるよ…

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■「必要とされる最低レベルのライン」の話

マンガを描く上で4つの能力が必要だという記述はしました。 「画力」「マンガ表現力」「ストー…

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■「大ゴマ」の役割とは?

「コマを割る作業」でのポイントは、コマの「形と大きさの組み立て」の工夫です。 何のための工夫かといえば、「ページ内のコマの並べ方にメリハリをつけるため」となります。 同じような大きさと形が並んでいると「コマの流れ」に変化が感じられません。 「メリハリをつける」ことによって、「単調なコマの流れ」の表現を避けることができます。 昔のマンガは「コマの形や大きさ」が均等に並んでいることが多く、変化があるのは「コマの中に描かれた絵だけ」という事になります。

■「マンガ表現の演出」って何?

「マンガの演出」だと、「ストーリーや絵の演出」は連想できると思います。 「ストーリー」の…

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■ 「マンガの原稿には4段階のレベルがある」という話

私は「持ち込みや投稿の原稿には4段階のレベルがある」と考えています。 レベルの低いものか…

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■「仕上げ作業の重要性」の話

マンガ家は、ネーム→下描き→ペン入れ→仕上げ作業(ベタ・トーン・ホワイト)を「流れ作業」…

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■ 「5W1H設定」と「成立するマンガ」をつなげる作業の話

「5W1H設定書」を適切に作ることで、どんなエピソードが必要なのかが判断できるようになり、…

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■「成立するマンガ」と「成立しないマンガ」の違い

「成立するマンガ」「成立しないマンガ」などという用語は、マンガ業界には存在していません。…

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■「教えることができない知識・技術」の話

「画力」「マンガ表現力」「ストーリー構成・演出力」は、知識と技術を教えることで身につくも…

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■「マンガ表現独特のテンポ」の解説

マンガ表現は基本的に「コマ」を使って「時間の流れ」を表現します。 同様に「コマ内」でも「時間の流れ」を表現します。 どういう順序で見てもらうかによって、適切な時間の流れを把握してもらうわけです。 しかし、一瞬で起きた「時間の流れを表現できてしまう」というマンガにしかできない表現があります。 芝居や映画でも表現しますが、「動き」が必ず必要となりますから「一瞬で起きた」ように思わせるような演出で「行動」を見せる事になります。 マンガの場合「コマの中に描かれた絵」は「「時間の