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酔ってるス

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このマガジンは、とみさわ昭仁が2014年12月22日から2015年11月30日にかけてウェブサイト「it-tells」に連載した酒エッセイ「酔ってるス」を再掲したものです。本日(…
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2020年7月の記事一覧

43 ただ酩酊あるのみ

ぼくの友人には、日本酒評論家がいる。ワイン雑誌の編集者もいる。老舗の酒蔵を継いだ社長もい…

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44 名店酒風景シリーズ その3「琴ヶ瀬茶屋」

そこもまた“川原の茶屋”というやつだった。 酒友5号のパリッコくんが見つけてきたのか、さ…

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45 厚揚げ納豆の桃源郷

常磐線沿線のとある町に、ぼくが愛して止まないもつ焼き屋が2軒ある。どちらも、雑誌などで「…

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46 赤星日記

少し前の回で「ぼくは酒の銘柄にはこだわらない」と書いた。酒なんて「酔えりゃいいんだ!」と…

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47 酒場の決定力

酒を飲み始めた頃に、いわゆる「行きつけの店」というものへの憧れがあった。一軒か二軒、そう…

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48 名店酒風景シリーズ その4「節子鮮魚店」

古本の仕入れで那覇に行った。生まれて初めての沖縄訪問である。3泊4日の旅。 といっても、お…

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49 アルプスで飲む

かれこれ15年ほど前の冬。酒友2号のモ氏とスキーに出掛けたときのこと。道中で飲む酒を買うため、ぼくらは酒屋に立ち寄った。すると、そこには「清酒・大統領」なるものが売られていた。何かにつけ、うまさよりおもしろさを選んでしまう我々は、他にもっとよさげな酒があるにもかかわらず、その「大統領」の5合瓶を購入した。 さっそく行きの車中で飲んでみた。味はうまからず、まずからず、まあそれなりのものだ。しかし、酒なんて酔えりゃいいのだから文句はない。それよりも、瓶のラベルに印刷されていた能

50 ノーベル酔っぱらい賞

「ノーベル酔っぱらい賞なんてェものがあってもいいんじゃねえかと、おれは思うんですよ」 と…

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