心のパンツを脱げ!
こんばんは。
息子が志望校にめでたく合格し35年ぶりのガッツポーズを決めました👏👏
人間って本当に嬉しい時は無意識でガッツポーズを取る様に作られてる事をはじめて知ったガラスの五十代の森です。
前回、スタッフ自身の「強み」を活かして働いてほしいという話をしました。
今回ももうちょっと、「人」の話をします。
「店は舞台、自分が主人公」
それはベテランスタッフに限らず、入社2年のスタッフでも同じです。
特殊ヘアメイクで店に出る
アルバイトで入社して約2年間働いてくれている女性スタッフは「ヘアメイク」を勉強していて、将来的には独立する夢も持っています。
だから彼女には「特殊ヘアメイクも勉強して、自分の頭でセットして働いたら?」と伝えてます。
例えば、ライオンや鹿を髪で表現するような特殊ヘアメイクです。
頭がライオンのスタッフなんて、触れざるを得ないですよね(笑)
彼女は人柄も明るく、良い意味でバカで、愛される子です。
忍耐力もあるので現在、責任ある仕事もいくつか任せています。
だからこそ、店でもっと自分の個性やスキルをアピールしてほしい。
それが新たな「出会い」を生み、彼女の未来につながっていくかもしれない。
でもどこか自分を表に出すことを「セーブ」してしまっているように感じています。
心のパンツを脱げ
僕も、20代の頃働いていたクイーン・アリスでは好きなようにやらせてもらいました。
元の性格や接客の経験から、「人を楽しませること」が得意だったので、料理を運ぶだけの「ホールスタッフ」にとどまらず、「いかに楽しませるか」ということを軸に接客していました。
そのためには恥ずかしさを捨てて、真剣にバカをやることです。
「フランス料理店」で、時には万国共通「下ネタ」を盛り込み、ワインを股に挟んで栓を抜いたりしてめちゃくちゃでしたが、それでも来てくれる奥さんたちは大爆笑。
あっという間にお客さんとの距離が縮まり、名前も覚えてもらって大人気になりました。
あと、これはオーナーになってからですが、FISHMANの前身である「パロマグリル」でも、常連さんが来たら鍵を閉めたりしてました。
もちろんジョークですが、それが「いらっしゃいませ」の代わりだったりするんですね。
そういう関係性を築いたからこそ、現在まで縁がつながっている方も多くいます。それは僕が自ら心のパンツを脱いで個性を活かした結果です。
枠にとらわれない実験の場
スタッフに限らずお客さんも含めた「そこにいる人たち」の幸せにつながる場所。
FISHMANが今後そういう「飲食店」の枠を超えた存在になっていくうえでまず、スタッフたちには、店で豊かな個性を発揮し「自分を試す場所」として実験を繰り返してほしいんです。
「店に所属する」という枠を越えた、もう一つ先のスタッフのあり方です。
2回目の緊急事態宣言の渦中で、もちろん店としても新しい動き、「実験」を続けています。
FISHMANの最近の取り組みに加え、僕がこのコロナ禍の飲食店をコンサルする中で感じている「今、飲食店が生き残っていくために求められているもの」について次回はお話しします。