成長したことに気がつくのはいつだろう?
種をまいて水をやってすぐに花は咲かない。
そんなことは、誰もが分かっている。
それは、生活の中の経験から学んできたことであり、もし、生まれてからずっと植物の成長を見ることがなく、種をまいて水をやるとすぐに花が咲くと学習させられてきた子に対し、実際に植物を育てさせたら、どのような反応をするのだろうか。
つまり、成長には時間が掛かる。
そんなことは分かっているのに、いざ自分に置き換えると反応出来なくなるのはなぜだろう。
私がよくぶち当たっていた問題。
小学校低学年の時計の問題。
「うちの子、時計が全然分かっていません。何度言っても分からないんです。どうしましょう。」
と嘆く親に何度もでくわしてきた。テストのために勉強してるの?テストは現時点でのその子の到達線を示す単なるものさしでしかないのに。
時計の勉強は1年生~3年生まで続く。一応学年に応じてレベル分けして教えているけど、別にそのときにできてなくてもよくない??時計なんてものは嫌でも一生付き合っていく訳なんだし…。嫌でもそのうち覚えるでしょ!
ただ、親が教師がしなければいけないことは、その子が何を分かっていて、何につまづいているかっていうことを把握しておくこと。そして、その子に適したタイミングで刺激を与えてあげること。私はそう考えている。
まぁ、でも成績なんてものがあるから、どうしても出来る出来ないにとらわれちゃうんだろうね。
さて、私の英語の成長度も現時点では分からない。
ただ毎日課題に追われてひたすら英語に触れている。時間がないから翻訳機もバンバン使ってる。100%英語ではなく、日本語でも考えているけど、嫌でも英語も付いてくる。だって課題提出は英語だし、授業も、資料も英語だから。
こんな状態の英語勉強はどれくらい自己成長に繋がるのか?はっきり言って、英語を勉強している気はなく、必死で課題を終わらせている状態なだけ。
成長には時間が掛かる。
きっと時間をおいて振り返ってみたときにこと、成長したことに気がつくんだろう。成長はあとからやってくるもの。今必死に欲しがっても、必ずしも得られる訳ではないだろう。
私たちの経験は様々だし、興味も様々、成長の仕方も様々だから、見守り、ほんのちょっとのエッセンスやサポートを与えることが大切なのかな?
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