IB教育から考える(おにぎりまとめ編)
これまでOnigiri Projectを通して子供たちにいろいろと考えさせてきました。
前回は儲けを出すということ!
でも、そもそも儲けとは何なのか。
儲けを出すために何をしなければいけないのか。
(詳しくは下の記事へ)
ひとまず、Onigiri Projectが終了したということで、
子供たちはそこから、たくさんの経験と話し合いと、焦りと…。
いろいろと感じ取っていたので、さらに最後の活動。
今回のゴール
「市場は交易できる商品やサービスの提供力に依存する」
について、自分たちなりに理解すること。
つまり、6週間の活動を通して自分なりの解釈をもつこと。
ここで、小実験室という活動をしてみた。
ルールは簡単。
T「実験室ってどんなところ?」
S「みんながすごく考えている!」
S「静かな雰囲気!」
S「何かを混ぜている!」
S「新しい何かが生まれる!」
T「そうそう。それをします!」
実験室A:商品
実験室B:値段
実験室C:販売
おにぎりチームは3名で構成されている。
その中で、自分はこの分野が得意という人を出してもらう。
その分野は「商品」「値段」「販売」
それぞれのチームから集まったプロフェッショナル集団ができあがる。
そこで、「商品」「値段」「販売」という視点から、共通のテーマについて話し合う。
そのテーマは「交易の成立条件」
はたまた、難しい。
それぞれのチームは自分たちの視点からテーマについて自分たちの活動ではどうだったかという実体験を踏まえて話を進めていく。
そして、最後にそれぞれのチームの考えをまとめる。
結構難しい内容をしているな~と自分でも実感。
これが、急に問われたらさすがに彼らにとっても経験がなさ過ぎて難しくて悲鳴をあげるかもしれないけど、今回は新鮮ほやほやの状態での活動。
「わたしたちのチームでは…」
「〇〇を考えて進めていたけど、そっちはどうだったの?」
他のチームの戦略や策略が明らかになってくる。
今はライバルではなく、仲間。
新たなチームで出した答えは以下の通り
テーマ「交易の成立条件」
【商品】
1つ1つの商品に特徴があること。
【値段】
相手の好みの値段と自分の売りたい値段をグラフで決める。
※これは均衡価格のことを指していると思われる
【販売】
他の店のサービスを知り、自分の店の強みに変える。
これで、ついにマーケティングの6週間にわたる授業は終了しました。
これが小学5年生がやっている内容だからね。
私も彼らと一緒に楽しく授業ができました。
次の学習はPerforming arts(舞台芸術)
また、違ったテイストの授業になるんだろうな~
これから授業展開を考えていくので、また面白かった部分はシェアします!