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「学び」という名がつく「遊び」と、「遊び」という名がつく「学び」。コミュニケーション教育を通して見えてきたもの
「合図や記号、音を解釈してイメージと言語がどのように相互作用してアイデアを伝えるかを理解する」
これだけだと、ちんぷんかんぷん。
でも、このスキルを身につける。
子供たちはレベル分けをした。
Level1 合図に気が付く
Level2 気が付いた合図を解釈し言語化できる
Level3 解釈した合図を理解し、行動に移したり理解可能な合図を使う
Level4 解釈した合図を理解し,行動に移したり、理解可能な合図を使って新たなアイデアを伝えたりして、良好な関係をつくる。
さて、一体合図とは何のことなんだろう??
探究がスタートします。
さて、今回は外部講師をお招きして、演劇的手法を生かして遊びが学びになる活動をしました。遊びが遊びのままで終わってしまってはもったいない。「楽しかった」で終わってしまうのはもったいない。学びが遊びの中にあるのであれば、それに気づかせてあげなければいけないのだ。楽しんだあとは、考える作業が必要である。「どうしてそんな気持ちになったのか…?」「何がそうさせたのか…?」遊びは学びの宝庫である。
同じ活動をやっても、「学び」という名がつく「遊び」と、「遊び」という名がつく「学び」は子供たちの反応が180度違ってくる。言葉一つで反応が変わるのであれば、言葉を換えちゃえばいいよ。興味がわくようなネーミングができるようになると最高だね!
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今回の活動を通して、子供たちも様々な気づきがあったようです。
・演劇はコミュニケーションで始まる
・劇ではいろいろなことが伝えられる
・表現の仕方はたくさんあって、人それぞれ違うし、みんな大切にしていることがある。
・仲間と一緒にやることで自分が思いがけないアイデアにたどり着く
世の中はコミュニケーションが求められる。
きっと昔も今も。
コミュニケーションの形は変わってきたりするのかもしれないけど、コミュニケーション自体はなくならないだろう。この世の中が自分1人にならない限り。
そこで、今回の講師の方や一緒に活動をしてくれた方々にインタビューをしました。
①表現者としての信念はなんですか。
・真実とは何かと問い、嘘はつかない。
だって、演じることは既に嘘の世界にいるから。嘘の世界で嘘をついたら、もう何がなんだかわからなくなっちゃう。だから嘘はつかない。だから無理だってしないこと。
②演劇の価値とはなんですか。
・”生”であること。演劇は「瞬間芸術」
他者の存在こそが自分自身を高める唯一の方法。”生”であると会場の空気感の中に人の温度も感じる。自分1人で作っているのではなく、お客さんとその空間とそして自分がいて成り立つ。
自分の気持ちに向かうことと相手を思うこと。一見相反することだけど、両方が大切。つまり、互いを知りバランスがとれた人になること。
「自分自身の確立と他者を受け入れる」
これは演劇の中でも大切なことだと言っていました。
結局、どんな道へ行っても、人としての基本が大切ということに私の中では落ち着きました。
長い1日だったけど、充実した日でした。