子どもたちの“好きな風景”が、よりよい未来をつくると信じて
「環境問題と子育ては、相性が悪い」と思った。
子どもを産んでみると、環境について考えるのが一気に難しくなった。毎日大量に捨てる紙おむつも、プラスチックのおもちゃも、疲れた夜の冷凍食品も。息を吐くように自然とゴミが出る。そんな環境で、子どもたちに「環境問題を考えよう」なんて言えるのか、と自問する。
同時に、子どもの寝顔は私に「よりよい未来」を切望させた。これからを生きるこの子たちに、どうすれば持続可能な社会を残してあげられる?どうすれば、環境問題を身近に捉えてくれるように育