love letter

私は告白してくれた人と付き合ったことがない

しかし、

次告白してくれた人とは、どんな人であれ付き合ってみようと思う。

告白してくれた人、小中学校のときに数人居た。

しかし、全員振った、というより逃げた。

今思うと本当に申し訳ない。

私のことなんて

好きになってくれる人なんて居ないと、思い込んでいた。

だから、好意を寄せてくれていても何だか怖くて返事すらまともに出来なかった。

そして、相手を傷つけた罪悪感で｢私は恋愛なんかしたらいけない｣と言い聞かせてきた。

そして、高校生になった。

陸上競技部のマネージャーになった私はある部員のことが好きになった。

それでも｢恋愛なんかしたらいけない｣の呪いと、部員には競技に集中してもらうべき、という考えがあり、その気持ちに必死で蓋をした。

気持ちは膨らむばかりだった。

｢この想いは1人で抱えきれない｣

いつしか、そう考えるようになった。

｢こんなに好きなのに伝えないのはこの気持ちに失礼だ｣

とも思った。

だから、

フラれる覚悟で告白した。

フラれると思ってたのに軽いノリでOKをもらってしまった。

これが今まで付き合った唯一の人だ。

本当にいい人だった。

3年半ぐらい続いた。

しかし、双極性障害になり、何もかもが無理になってしまった私は彼と一緒に居るのも辛かった。

辛すぎて自分から振った。

本当に申し訳なかった。

また、｢私なんか恋愛しちゃいけない｣

と、自分を呪うようになった。

それでも、その呪いは鬱を乗り越えるごとに薄れた。

やっと、前を向けるようになったのだと思う。

｢幸せになりたいな｣

と、ふと思うことがある。

いや、今のままでも十分幸せなんだけれどな。

だから多分、今手元に無いもの、

｢パートナー｣が欲しい。

なんて本当に贅沢な望みを望んじゃってるのかもしれない。

でもやっぱり｢双極性障害｣を遺伝させるのだけは嫌で。

服薬無しで自分が生きれるのかも分からないわけで。

ただの自分の願望で誰かを振り回すのは違うと思う。

人間の願望なんて底なし沼だ。

きっと、幸せを掴んでいても幸せだなんて思わないんだろうな。もっともっと欲張りになるだけで。

難しいな、ただ、誰かに好きになって欲しい、そしてその人を好きになりたいっていうだけなのに。

たぶん、どんどん欲張りになっちゃうんだろうな。

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と、ここまでの文章は4年前に書いたものだ。

これから、私には信じられないくらいの試練が降りかかり、考え方が深くなった。

恋愛を超えた力によれば、私のパートナーはまず自分自身なのだ。

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私はこころを、バラバラにしてしまった。

ある日突然だった。それが病気の始まりだったのかもしれない。

そして何度も自分を殺してきた。数えきれないくらい。

物理的にも死に直面した。

生きていることが不思議だ。しかし、それは辛いことと向き合って進んできた、修行を重ねてきたから生きることが出来ているのだと思う。

生かされている

そう、強く感じる。そしてやっと最近バラバラになった自分と再会しつつある。

失っていた記憶や感情が戻ってきた。

そして、パートナーのことはただ、この世界のどこかで生きていてさえいてくれればそれでいい、と思う。

幸せも願わない。これからも私は困難を迎え入れると思う。

いつかその先で、交差することがあれば、微笑みたい。

あなたは今、元気ですか？元気でいてね。