戻ってこれなくなるところだった
『人間と「空間」をつなぐ透明ないのち』保江邦夫著
を読み始めた。
2023年1月9日にFBに書いた
「結局、心は脳になかった」は、
この本のP40に引用されていた、ウォルター・ペンフィールドの墓に刻まれている言葉からだった。
保江氏の本はだいぶ前に読み始めて、興味深かったのだけど、途中から「とんでも」な話に変わってきて、さすがの僕もついていけなくなって、本を買うのをやめた。
矢作直樹氏と共著も出ていて、矢作氏とともにいっちゃってしまったのかと思っていた。
しかし、最近、矢作直樹氏の「神様からのお便り」を、何かの拍子に読んでみようと思いたったら、これがまた、分かりやすく矢作さんの言おうとしていることをまとめている本だったわけだ。
きっと、それは、僕の「モード」が変わったからかもしれない。
それで、保江さんの本もちょっと読んでみようかと思ったら、上記の本が上がってきたので読み始めた。
保江さんてとんでもないことされてたんですね。
「物理学者にとっては禁断UFO体験についてカミングアウトし始めたために、世の中から末梢されなければならなかったかもしれない!」P14
その後、佐川邦夫というペンネームで52冊もいわゆるスピリチュアル系(あまりこの言葉は好きではないが、精神世界系と書くのもまた嫌だし、適当な言葉がみつからない)の「不可思議千万な出来事のオンパレード」をつづられておられた。
それは知らなかった。
また、身体もとんでもない体験をされておられたようだ。
で、読み進めると、最初に書いた「結局、心は脳になかった」という、お墓の言葉を陰陽されていたわけだ。
そんで、その元の英語はどんなのだろうと、Googleさんにお尋ねしたら、なんと例によって松岡正剛氏の「千夜千冊」にあたってしまった。
「脳と心の正体」のお話だ。(461夜)
それで、そちらをつらつらと読んで、読み終わったら、一番下に「新アジア仏教史11 日本仏教の礎」(1809夜)があった。
これがまた長いのだ。
ほうそうなのかと、結局「新アジア仏教史11 日本仏教の礎」を読んでみたくなり、Amazonに走ったが、ちょっとこれ以上買うといかんので、止まった。
やっと、ここで、はて、僕はいったい何をしてたのだろうということになり、元の保江氏の本に戻ってこれたわけです。
松岡さん危険です。
結局、「ペンフィールドのお墓」に刻まれている元の言葉は探せなかった。
保江氏の本の次の節は「シュレーディンガー」で、これまたお墓の十字架に刻まれた「ψ(プサイ)」の記号の話になる。ψは波動関数の変数だが、それがウパニシャッド哲学の話に入っていく。というのも、シュレーディンガーがウパニシャッド哲学に造詣が深かったらしいからだそうだ。
ということで、続きを読むとしよう。
戻ってこれてよかった。
と、note に書こうと、開くと、おすすめ記事に、コーヒー業界の話がでている。
これは読まねばと思い、読み進めて、また戻ってこれなくなるところだった。