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2021年に読んで心に残った本の記録

正直読みたい本に対して読めた本の数が少なかった一年だったけど、
そんな中でも、私のそばにいてくれた本たちを大晦日にまとめてみる。

1.正欲

朝井リョウさんの作家生活10周年記念作品。
読み始めたら、どうしても手を止めることができなくなって、7時間半、ご飯も食べずに読破した。今まで見てたはずの世界には、まだ自分が見てないだけの部分がいくらでもあるということ。概念は壊れたけど、どこか救われた気もしている。今年一番衝撃を受けた一冊。


2.甘いお酒でうがい

単独ライブに行き、出演するテレビ番組を毎日追うほどだいすきなシソンヌのじろうさんが生み出した川嶋佳子さん著の小説。日記形式で進んでいく物語と、どんどんいとおしくなる主人公の生き様。あえて、毎日少しずつ読み進めた。彼女の生きている世界線に少しだけ近づけた気がした。ありがとう。


3.貝に続く場所にて

第165回芥川賞受賞作品。2011年の東日本大震災で亡くなった友人との対話が、物語の舞台となるのドイツのゲッティンゲンで紡がれていく。描写がとても難しく、読み進めるのに本当に時間がかかった。それでも、最後の一ページを読み終えた時の、喪失感とも言えない、遠くで静かに聞こえる波の音を想うような、あの感情が忘れられない。


4.メンタル強め美女白川さん1・2

twitterで日々拝見していて、いつの間にか読みに行くのが習慣になっていたのでお迎えした2冊。自分にはない発想から、心が軽くなるような言葉をたくさんもらえるコミックエッセイ。疲れているときでも読みやすくて、明日を前向きに迎えに行ける。来年は白川さんを見習って、もっと自分を大切に生きてゆきたい。


5.よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑/働く人のための言いかえ図鑑

会話でも、メールやSNSなどの活字上でもとにかく言葉が気になってしまう私のためにあるかのような本。すぐに実践できるかはさておき、相手を思いやるための考え方そのものを得られる。自分と関わってくださった方が、少しでも気持ちよく、嬉しくなってもらえるようなコミュニケーションができるように引き続き、勉強中・・・。


来年も気になった本をどんどん読んでいくぞー!
おすすめの本があったらぜひ教えてくださいmm


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