どんな意味を受け取りたいか。それを自分で選べるのが人生なのだ。
日の輝きと暴風雨とは、同じ空の違った表情にすぎない。運命は甘いものにせよ、苦いものにせよ、好ましい糧として役立てよう。(ヘルマン・ヘッセ)
【考えるヒント・今日の言霊】
コミュニケーションスキルの中に、リフレーミングという手法がある。あるモノを違う角度から見て表現することだ。円柱も上から見たら円形、横から見たら長方形という具合に、あらゆるものは、見る角度が変われば、違ったように見えるものだ。同じものを見ても、違うもののように表現できる。それがリフレーミングという手法だ。
私たちの人生もこのリフレーミングのように、モノの見方にとって意味合いが違ってくる。嵐の日を、ある人はそのまま嵐としてとらえ、嫌なものだと思う。しかし、違う人は、嵐の中に、晴れた日を思い、嵐の日があるからこそ、晴れの日が有り難く思えるのだと思うかもしれない。この思いの違いが人生になっていくのだ。
私たちは、どんな角度から自分の人生を見ているのだろうか。出来るなら、自分の目の前の世界を自分にとって有益になるように、見ていたいものだ。自分のものを見る角度次第で、人生から受け取る意味が違ってくる。
どんな意味を受け取りたいか。それを自分で選べるのが人生なのだ。
【考えるヒント・今日の言霊】
2021年8月13日(金)VOL.5263
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)