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知識は本の中にはない。本の中にあるものは情報である。知識とはそれらの情報を仕事や成果に結びつける能力である。(ドラッカー)

【考えるヒント】
やる気とは、スキル×可能性だ。スキルとは、どうやるかという知識だったり、情報だったりする。そして、可能性とは、そのやることが実現する可能性があるということだ。だから、やる気は、この二つのうち一つが欠けると中々上がらない。しかし、それを補うものがある。それは、情熱だ。情熱があれば、スキルが欠けていても、そのスキルを得ようと動くからだ。情熱は、一つが欠けたぐらいでは揺らぐようなものではない。

しかし、情熱だけでその欠落部分を補っても、これもまた現実的な実現は難しい。いくらやる気があっても、自分の持っているスキルを現実的に適応できないと何も生まれない。教科書の中のスキルは持っていても、それを現実に適応できる形に変形して活用しない限り、現実的なものは生まれないのだ。これを知恵という。

だから、私たちは、スキルと可能性と情熱と知恵を持つことだ。そうすれば、やる気が本気になり、そして、自分のやろうとすることが実現するようになる。情報や知識を活用するということは、現実に適応できるような形で、情報なり知識を持っておくということだ。現実的な知恵を私たちは、獲得することだ。

【考えるヒント・今日の言霊】
2021年12月16日(木)VOL.5352
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ)

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