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自分のたいしたこともない考えに終止符を打ったところで、誰も困りはしない。(ヴァージニア・ウルフ)

【考えるヒント】
私たちは、小さな信念を持っている。そして、その信念に縛られて生きている。それにしても、その信念は、いつから私たちを縛っているのだろうか。それは、生まれてから徐々に自分を縛っていくようだ。だから、私たちは、どんな信念なのかを自分では意識しないし、出来ないのだ。

しかし、大人になってくると、自分がみんなの中で生き難くなっていることに気づいてくる。何か、みんなとは違う感じがすると思うようになってくる。どうして、私は、この時に、こんな選択をしてしまうのだろうと思うようになってくる。徐々に、自分の信念が自分を邪魔していることに気づき出すのだ。

しかし、どうしても自分の信念は捨てられない。もし、この信念を捨ててしまえば、自分ではなくなってしまうと思うからだ。このジレンマに誰もが落ち込む。しかし、ここからが、人生の勝負なのだ。今までの自分の信念を捨ててしまえるかどうかは、これからの未来にかかわることになるからだ。今までの生き難さを思うのなら、勇気をもって、今まで自分を苦しめていた信念を捨ててしまうことだ。

第2の人生を今から歩むことだ。自分の中にあるものなら捨てられるはずだ。他人のものならできないが。自分を苦しめている信念をどうするか。ここが人生の最大の決断だ。勇気をもって決断することだ。

【考えるヒント・今日の言霊】
2021年12月20日(月)VOL.5354     
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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