技術ではなく、どう心を伝えるか。
私たちは、表面を取り繕おうとしてしまう。なぜならば、すぐには、何事も起きないからだ。その場が無難に過ぎれば、まずは、身の安全は確保される。だからこそ、上手くできるように、練習をし、訓練をし、そして、ある程度、出来るようになって、そこからどうするかを考える。
しかし、そこからが難関なのだ。どうすれば、さらに上手くなるのか。何をどうすれば、自分の想いを込められるのか。どんな練習をすれば、心が自分のやっていることに宿るのか。ここが、中々わからないのだ。
私たちの人生は、全てそうだ。ある程度出来るようになる。しかし、それが本当に自分の心を表しているのか。どうすれば、自分の思い通りの生き方が出来るのか。ここで立ち止まるのだ。しかし、愚直にやるしかない。余計なことを考えないようになるまで。自分が上手くできたかどうかを考えなくなるまで。そういう地点まで打ち込むことなのだ。出来るようになってから、
本当のスタートが始まるのだ。