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やる気があるときなら、誰でもできる。本当の成功者は、やる気がないときでもやる。 (フィル・マグロ―)

【考えるヒント】
小さい時は、やる気なんて、必要がなかった。いつもやっている時は、やる気なのだから。しかし、青年期になると、やる気が問題になってくる。やらなくてはならないことがいっぱい出てくるからだ。そして、やる気がないものよりもやる気のあるものの方が優先されていくことになるからだ。しかし、やる気がないものとは、自分にとって面倒くさいもの、やりたくないものなのだが、それをやることの方が、実は、その後の人生にはプラスになるものだ。だからこそ、やる気が問題になるのだ。


そして、大人になると、やらなくてはならないものが圧倒的に増えてくる。仕事に就くからだ。やる気の範囲が大きい人ほど、仕事がはかどり、仕事の評価が高まり、そして、やる気のない人の上に立っていく。そうなると、やる気の範囲が小さい人は、更にやる気の範囲を小さくし、段々と小さくなっていくようになる。


やる気の範囲の大きい人は、更にやる気の範囲を大きくし、やる気が必要となくなっていく。まるで何にでもやる気のあるように見えてくる。まるで小さな子どものようになっていくのだ。何にでも興味を持ち、やる気を持ち、そして、やらなくてはならないことを楽しくやっていく。そうやって、やる気は問題にならなくなるのだ。だから、私たちは、やる気を問題にしないレベルまで行くことだ。それが人生を面白くしていくことになるからだ。やる気なんて、意味がない人生にしていくことだ。


【考えるヒント・今日の言霊】
2021年11月12日(金)
VOL.5328     
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 代表)

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